楽天、物流拠点を貸借契約で増設。一刻も早く新拠点の増設に

ECのミカタ編集部

楽天株式会社(本社:東京都世田谷区/代表:三木谷浩史、以下「楽天」)は、運営する総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」において、2つの物流拠点を新設することを発表した。

2020年には満床になると予測。増え続ける物流サービスの需要に応える

「楽天スーパーロジスティクス」は、「楽天市場」出店店舗の商品の保管から出荷までを楽天が一括で担う総合物流サービスだ。

楽天はこれまでも、千葉県市川市、流山市、兵庫県川西市、尼崎市および大阪府枚方市に物流センターを設け、入荷から配送まで高品質な物流サービスを提供、EC店舗運営をスムーズに進めてきた。

EC市場は依然として好調に拡張しており、既存の物流センターが順調に稼働率を上げ、2020年中頃には満床となることが想定される。

そこで楽天は、このたび新たに物流センターを開設し、本サービスのさらなる処理能力向上を図ることとした。

施設と一部フロアを借りて物流拠点の増設を容易に

施設と一部フロアを借りて物流拠点の増設を容易に

今回の物流雨拠点増設は、2つの物流施設を貸借する契約によって実現する。

野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区/代表:宮嶋誠一、以下「野村不動産」)が開発する大型物流施設「Landport東習志野」の全フロアおよび、株式会社ダイワコーポレーション(本社:東京都品川区/代表:曽根和光、以下「ダイワコーポレーション」)が運営する大型物流施設「ニッセイロジスティクスセンター横浜町田」の一部フロアを貸借する。

これらの施設は2020年中頃より「Rakuten Fulfillment Center Narashino」および「Rakuten Fulfillment Center Chuorinkan」として稼働開始予定だ。

今から物流センターの新設に着工しても、2020年の中頃には間に合わないかもしれない。

今回のようなフロアを貸借することは、物流拠点を増設するのに手っ取り早い手法のひとつだろう。

裏を返せば、物流センターの新設が追いつかないほどのスピードで、EC需要が高まっていることの現れでもある。

今後もEC市場の成長から目が離せない。


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