電車内の広告は好印象?SNS広告はしつこい?『日常に溢れている広告の影響力に関する調査』が実施される

ECのミカタ編集部

立教大学の「eビジネス&マーケティング」(担当:大嶋淳俊先生)を受講した学生と総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっている。同社は今回、一都三県の通勤・通学で電車を週に1日以上利用しており、2路線以上利用している人を対象に「広告の影響力」をテーマにしたインターネットリサーチを共同で実施した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。

調査概要

[調査の方法]
株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」の
システムを利用したWEBアンケート方式

[調査の対象]
一都三県の通勤・通学で電車を週に1日以上利用しており、2路線以上利用している男女を対象に実施

[有効回答数]
969名

[調査実施日]
2019年7月3日(水)~2019年7月5日(金)

[調査立案者]
立教大学 経営学部3年次1名

公共交通機関の広告は意外に好印象?

まず通勤や通学で電車に乗る際に見る広告についてどの程度見ているか聞いている。「毎回見る」と回答した人が最も多かったのは「電車内サイネージ広告(動画広告)」で 29.8%と、約3割の人は乗るたびに見ていることが分かる。

一方で「全く見ない」という回答は「駅構内のデジタルサイネージ広告」が24.9%、「つり革広告」が 20.6%の順で多くなった。 また普段通勤や通学で電車に乗っているときに見る広告の印象としては、「親しみがわく」「商品の特徴がよくわかる」「面白い」「印象的である」というような、広告としてプラスの印象だということが分かった。

SNSの広告はしつこい?

次にSNS広告の印象については「しつこい」が33.8%と最も多く、「ウソくさい」が16.1%、「心に残らない」が12.5%と続いた。

また普段から参考にしている情報源から情報を見た後、そのサービスについてインターネットで検索するかについては、全体では「テレビ番組」が44.5%と最も多く、次いで「ニュース・情報サイト」が32.3%、「テレビ CM」が29.6%と続いた。

「トレインチャンネル」や「駅構内のポスター」で得た情報についてインターネットで検索すると回答した人も一定数いることがわった。「SNS」で得た情報について検索を行うと回答した人は、女性20代以下が42.5%となり最も高く、男性や他の年代と比較しても高い割合だった。

「YouTube」については、男性20代以下が28.9%となり最も高く、特に20代以下の人々にとって、SNSやYouTubeでの情報収集が浸透していることがわかる。

さらに情報を得た後に実際にサービスを購入したり、利用したりしたことがある情報源については、全体では「テレビ番組」が最も多くの結果を集め、その他も前問の、情報を得た後にインターネット検索したことがある情報源の回答と大きく差は無かった。

検索をすることがあるものほど、購入や利用に結び付きやすいことを改めて示していると言えそうだ。また女性20代以下について、「SNS」で得た情報について検索し、購入や利用に結び付いたと回答している人の割合が43.5%と、他と比較しても高い割合を示している。

テレビ番組を含め全ての情報源の中で、最も購入やサービスに結び付いている情報源と言えそうだ。性別や年代によって、何から情報を得て購入や利用に至っているのか、その差が伺える結果となった。

より効果のある広告戦略のために

調査結果にあるように、公共交通機関、特に鉄道施設に掲示される広告については多くの人が比較して好印象を持っている様子が分かった。またそれとは逆にSNS広告に関しては「しつこい」等、ネガティブな印象を持つ人が多いことが分かった。

また今回の調査ではテレビやネットなど各メディアによって、そこから得た情報から検索や購買行動に結びついているかについても明らかとなっている。また4割以上が検索行動から購買に結び付いたと回答している点も特筆に値するだろう。

EC市場に留まらず、広告効果については各出稿者にとって常に悩みの種ともなるだろう。そうした悩める担当者にとってもプロモーションやマーケティング施策を構築する上で大いに参考にできる調査となっているのではないだろうか。


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