口コミ情報を見て購入まで至るのが最も多い世代は?ジャストシステムが『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2019年7月度)』を公表

ECのミカタ編集部

株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『モバイル&ソーシャルメディア 月次定点調査(2019年7月度)』の結果を公表した。同調査は、17歳~69歳の男女1,100名を対象にしている。

調査概要

[調査期間]
2019年7月23日(火)~2019年7月27日(土)

[調査対象]
Fastaskのモニタのうち、17歳~69歳の男女1,100名

[調査方法]
セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査

20代はクチコミを大いに参考にしている

20代はクチコミを大いに参考にしている

商品やサービスの購入時、インターネット上の口コミを「ほぼ毎回参考にする」人は21.3%、「ときどき参考にする」人は50.1%だった。「ほぼ毎回参考にする」人の割合を年代別に見てみると、10代(24.0%)、20代(29.5%)、30代(24.5%)、40代(22.0%)、50代(16.5%)、60代(12.5%)で、20代の割合が最も高く、約3割がほぼ毎回、口コミを参考にしていた。

また口コミが良いという理由で購入した商品やサービスが評判ほどではなく、がっかりした経験がある人は68.5%と、7割近くに上った。男女別に見てみると、男性が65.9%、女性が70.8%と、女性は7割を超えた。

※ 口コミが良いという理由で購入した商品やサービスが評判ほどではなく、がっかりした経験が「頻繁にある」「ときどきある」と答えた人の合計。

口コミ内容の審査について「疑問を抱いたことがある」人は28.4%

商品やサービスの購入時、口コミを参考にすると答えた人※1のうち、「口コミを投稿する」人の割合は31.9%だった※2。また、「口コミを投稿する」人のうち、投稿した口コミ内容の審査について「疑問を抱いたことがある」人は28.4%、「疑問を抱いたことはない」人は17.5%、「審査を受けた記憶はない」人は42.1%だった。

※1 商品やサービスを購入する際、口コミを「ほぼ毎回参考にする」、もしくは「ときどき参考にする」と答えた人。

※2 口コミを「ほぼ毎回投稿する」「ときどき投稿する」と答えた人の合計。

新型iPhoneへの関心は10代が最も高い

今秋、発売が予想されている「新型iPhone」について、「とても興味を持っていて、購入を検討している」人は8.8%、「とても興味を持っているが、まだ購入検討までは至らない」人は13.3%で、「とても興味を持っている」人の割合は22.1%だった。

年代別に「とても興味を持っている」人の割合を見てみると、10代(37.4%)、20代(30.1%)、30代(22.4%)、40代(18.5%)、50代(17.3%)、60代(11.5%)で、若年層ほど興味を持っている人が多いことがわかった。

ユーザーは口コミ情報と適度な距離をとっている?

調査結果にあるように、20代の約3割が、「ネットの口コミを商品購入時にほぼ毎回参考にする」とし、「購入商品が、口コミほどではなくがっかりした経験がある」のは約7割となり、投稿者の3人に1人が「口コミの審査に疑問」を感じていることがわかった。

このように、少なくないユーザー層が口コミに強く関心を抱き、それをもとに購買行動をとっている事が浮き彫りとなっている。一方で口コミに対しては必ずしも手放しで信頼していないマインドも垣間見え、結果として適度な距離で口コミ情報と向き合っているユーザーの姿が見えてくるとも言えそうだ。


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