カスタマージャーニー全体を可視化 “人”ベースで広告効果を分析できる『ピープル・ベースド・アストリビューション』がリリース
モバイルアトリビューションとマーケティングアナリティクスのプラットフォームを提供するAppsFlyer Japan株式会社は、これまでの広告経路別での分析に限られていたデジタルマーケティング領域において、複数端末やプラットフォーム、およびチャンネルを横断した「人」ベースでの包括的分析を可能にした「ピープル・ベースド・アストリビューション(以下「PBA」)」のβ版をリリースした。
84億以上のデバイスを計測
AppsFlyer社は、顧客数12,000社以上、グローバルシェア72%を超える、世界トップクラスのモバイル・アストリビューション・プラットフォームを提供している。
モバイル・アストリビューションにおいては、これまでマーケティング戦略の中で、コンバージョンに直接寄与した広告経路だけでなく、消費者がコンバージョンに至るまでの、より詳細な広告経路を計測・分析するサービスを提供してきた。
年間190億円以上の広告予算、12兆以上のイベント数、84億以上のデバイスを計測しており、その基盤をもとに断片的であったカスタマーインサイトをつなぎ合わせることで、モバイルやWeb、ひいてはオフラインでのユーザーとブランドとの接点の可視化を実現している。
カスタマージャーニー全体を可視化
そのAppsFlyer社は、これまでの広告経路別での分析に限られていたデジタルマーケティング領域において、複数端末やプラットフォーム、およびチャンネルを横断した「人」ベースでの包括的分析を可能にした「PBA」のβ版をリリースした。
同社では、これによりマーケターの長年の課題であったクロスデバイス、クロスプラットフォーム、クロスチャンネルでの広告効果計測が可能となり、これまで部分的にしか把握できなかったカスタマージャーニー全体が可視化されるとしている。
より高精度なマーケティング施策のために
企業のサービス収益化において、個々の消費者の目線で関連性の高いサービスの必要性が求められる一方で、消費者の持つ端末やタッチポイントが多様化していることで、消費者の行動が複雑化しており、全ての接点を網羅した全体的な消費者の獲得経路が負えないという課題があった。
同社ではこうした消費者と消費行動の変化がもたらす事業ニーズに対応するため、断片的であった消費者の広告経路分析に加えて、複数端末やチャネルを横断した「人」ベースでの分析を可能にする「PBA」をローンチしたのだ。
今後、こうしたシームレスな分析が可能なソリューションを通して、EC市場をはじめとした各事業体のマーケティング施策の精度向上に寄与することが期待される。