ECショップの平均124.65%成長を実現 フューチャーショップのCMS機能『commerce creator』リリースから1年経過を記念して調査が実施される

ECのミカタ編集部

SaaS型ECサイト構築プラットフォームfutureshopを提供する株式会社フューチャーショップ(本社:大阪市北区、代表取締役:星野裕子、以下フューチャーショップ)は、CMS機能「commerce creator」をリリースしてから1年が経過したことに際して、その利用状況を調査した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。

約25%がcommerce creatorでストア構築

約25%がcommerce creatorでストア構築

2018年9月3日のリリースから2019年9月2日まで、開店準備中の店舗を含めた利用店舗数は571だった。およそ4店舗に1店舗はcommerce creatorで構築したECサイトを運営している、または開店に向け構築・準備中ということになる。

業種別利用状況

業種別利用状況

また業種別利用状況として571店舗を調査したところ、「アパレル・ファッション」カテゴリー店舗が38.9%と、約40%の割合を占めたそうだ。

リニューアルまでの平均日数

リニューアルまでの平均日数

すでにfutureshopで運営している店舗がcommerce creatorでリニューアル作業が完了するまでの日数を調査したところ、平均76.35日という結果だった。この間にショップを閉店したままにすることなく、顧客が購入できる状態で構築作業に取り掛かることができるとしている。

平均124.65%の成長

平均124.65%の成長

commerce creator導入効果については、導入済店舗、未導入店舗、各80店舗ずつ抽出して調査。2019年8月の月間流通額が50万円以上のショップから、commerce creatorで構築された店舗を運用しているか(以下、導入済店舗)、していないか(以下、未導入店舗)に分けた後、月間流通額の成長率上位・下位10%の店舗を除外し、各80店舗ずつランダムに抽出している。

その結果、下記の2点が明らかになったようだ。

・571店舗から160店舗(導入済店舗80店舗、未導入店舗80店舗)を抽出して調査。流通額の昨年同月比は160店舗全体で平均114.49%の成長。そのうち、commerce creator導入済の80店舗は平均124.65%と、未導入店舗より高い。

・デバイス別では、スマートフォン経由の決済が成長を牽引。commerce creator導入済店舗では受注件数が平均138.26%の成長。

この点について同社は次のようにコメントしている。

「売上に影響を与える要因として、セール開催やプロモーション実施、情報発信などのコミュニケーション施策強化など、さまざまな理由が考えられますが、commerce creatorがその一助となっているのではないか、と推測します。

commerce creatorで構築されたECサイトでは、コンバージョンまでの導線が改善されています。検索エンジンや広告経由に加え、重要度が高まってきているブログやSNSでのコンテンツ発信など、さまざまな集客施策での来訪者をスムーズに購入完了まで導きます。

日々の運用も、省力化できます。これまでバナー変更など、ページ内全体のHTMLを読み解き、該当箇所を見つけ出した上で作業する必要がありましたが、commerce creatorでは管理画面から該当するパーツ内を変更するだけで実現します。新作告知やイベント開催といった、施策実施に向けてECサイトで日々発生する作業の手間が軽減されます。

購入完了までの導線設計の自由度が高く、施策の効果を最大限に引き出せるcommerce creatorとして、今後もさらなる機能改善・追加を実施してまいります」

SaaS型EC構築プラットフォームとして確かな存在感を示すフューチャーショップ。CMS機能「commerce creator」をリリースしてから1年が経過して実施された調査では、同サービスの効果と実績について明らかにすることができたようだ。今後の機能追加を通したさらなる利便性と価値の向上にも期待したい。


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