日本企業の海外出店を支援 BEENOSグループが台湾・東南アジア最大級のECモール「Shopee」と戦略的業務連携を実施しShopeeの公式パートナーへ

ECのミカタ編集部

BEENOS 株式会社(東京都品川区 代表取締役:直井 聖太、以下「BEENOS」)の連結子会社であるBeeCruise株式会社(以下「BeeCruise」)は、台湾および東南アジア最大級のECモール「Shopee」と連携し、Shopeeの公式パートナーとして日本企業のShopee出店をサポートすることを公表した。

連携でスムーズに台湾・東南アジアへの販売が可能に

今回の提携により、国内向けECサイトを保有する企業はBEENOSグループの代理購入データベースと連携することで、Shopeeともシステム連携することが可能となる。掲載する商品ページはShopeeの規則にのっとり同社グループが翻訳・適正化し、現地の顧客からの問い合わせにも対応する。

商品データの連携および商品ページやカスタマーサポート、海外配送の運用代行を行うことで、日本企業が特別なオペレーションを追加することなく、台湾・東南アジアの方々への販売を行うことができる。

なお同社ループでは、エヴァンゲリオンストアの台湾進出支援を皮切りに、Shopee台湾・タイ・シンガポール・マレーシア・フィリピンへの進出支援体制を構築したそうだ。これによりグループのデータベースとの連携後、各国旗艦店の設置及び運用が可能となる。

両社の強みを融合

両社の強みを融合

Shopeeは、アメリカNASDAQに上場しているSea Limited.(本社:シンガポール)が展開している東南アジア最大級のECモールで、台湾・タイ・シンガポール・マレーシア・フィリピン・インドネシア・ベトナムに進出している。月間流通総額が3年で70倍になるなど急成長しており、中でも台湾・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナムではショッピングアプリのダウンロード数No.1を獲得している。

一方で、BEENOSグループは、モノ・人・情報を「日本から海外へ」、「海外から日本へ」と双方向につなぐグローバルなビジネス展開を強みとしており、グローバルECサービスの運営、インバウンド需要を見込んだ日本独自のコンテンツ商材の企画・開発、そして世界11カ国80社以上の企業に出資を行っている。

特に、越境EC関連サービス「転送コム」と「Buyee」においては、両サービスあわせて2,000以上の国内ECサイトの海外販売をサポートしており、国境を越えた商取引の障壁となる「言語」「決済」「物流」の問題を解消することに加え、海外発送オペレーションやグローバルなカスタマーサポートなど独自のノウハウを培ってきた。

また10年以上の越境EC購買データベースの構築や機械学習など、テクノロジーを活用して海外の顧客にも便利で分かりやすく安心して利用できるサービスづくりに努めている。

日本企業の可能性を拡げる

日本企業の可能性を拡げる

BEENOSグループは、Shopeeへの出店サポートをメニューとして追加することで、海外販売の機会を増やし日本企業の可能性を拡げる一助となることを目指すとしており、引き続き海外企業との連携も視野に、海外販売における市場の拡大を図っていく方針だ。

世界的なEC市場の発展に伴って越境ECもさらに活発化している。そうした中で今回の提携は日本から海外への展開において新たなプラットフォームとして、その存在感を示すことになるか大いに注目と言えそうだ。


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