ヤマトHDとGMOメイクショップが連携『ネットで買って近くの店舗で試着・お直し』が可能に

ECのミカタ編集部

GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長:向畑 憲良 以下、GMOメイクショップ)が運営するネットショップ構築ASP「MakeShop byGMO(以下、MakeShop)」は、ヤマトホールディングス株式会社(代表取締役社長:長尾 裕)の「Fittingステーション」と連携し、2019年11月5日(火)より「Fittingステーション連携カスタマイズ」をオプションサービスとして提供開始した。

「MakeShop」を利用のアパレルブランドのECショップ運営者は、同オプションサービスを導入することで「Fittingステーション」と提携する指定の洋服お直し店舗(首都圏・中部・関西17店舗(※1))で受け取りから試着、必要に応じて直しや返品依頼まで対応する、細やかな商品受け渡しサービスを購入者に向けて提供することが可能となる。

同社はこれにより販売機会の拡大による新規顧客の獲得が期待できるとしている。なおネットショップ構築ASP業界における「Fittingステーション」との連携は、「MakeShop」が初となるそうだ。

(※1)2019年11月時点(12月5日オープン予定含む)、今後も順次追加予定。

サービス概要

[対象]
「MakeShop」のプレミアムショッププランを利用のECショップ運営者

[利用料金]
カスタマイズ費用:30万円(税抜)(※4)

[利用可能拠点]
全17店舗(順次追加)

・アトリエ・クチュリエール(東急プラザ渋谷店)※12月5日オープン予定

・おしゃれ工房(Echika表参道店/東京オペラシティ店/ウイング高輪店/大崎ニューシティ店/フレル・ウィズ自由が丘店/三軒茶屋とうきゅう店/仙川店/トリエ京王調布店/横浜ベイクォーター店/名古屋ファッションワン店)

・心斎橋リフォーム(丸ノ内店/ルクア大阪店)

・マジックミシン(東急プラザ赤坂店/アトレ大森店/ イオンモール幕張新都心店)

・ママのリフォーム(オカダヤ 新宿店)

(※4)別途、「MakeShop」のプレミアムショッププランと「Fittingステーション」の利用料金が必要となる。

「Fittingステーション連携カスタマイズ」概要

同社では「MakeShop」を利用のECショップ運営者は「Fittingステーション連携カスタマイズ」を導入することによって、購入者へ以下の細やかな商品受け渡しサービスの提供を実現でき、様々なメリットが期待できるとしている。

◆【1】購入者へ購入商品の「受け取り場所の指定・試着・お直し」の提供が可能に

[新規顧客の獲得]
購入者は、「Fittingステーション」と提携する首都圏・中部・関西の洋服お直し店舗の中から近場の店舗を指定し、商品の受け取りおよび試着が可能となる。これにより、試着せずにオンラインショップで購入することに不安感や抵抗感を抱く購入者にも新たにアプローチできるようになる。また実店舗を有していないECショップにおいても、試着サービスを提供できるようになるため、新規顧客の取り込みが期待できる。

[顧客満足度の向上]
購入者は実際に商品のサイズや色味、着心地などを確認し、その場で「お直し」の依頼や気に入らなければ返品も可能だ。また各拠点の営業時間内であれば、購入者の最適なタイミングと場所で受け取れる利便性の高さも、顧客満足度の向上につながることが期待できる。

◆【2】返品時も「Fittingステーション」利用可能店舗の常駐スタッフが業務を代行

[より効率的なショップ運営]
万が一、顧客が試着後に商品の返品を希望する場合も、「Fittingステーション」利用可能店舗内で、衣類の取り扱いに慣れた常駐スタッフがすぐに返品業務を行うので、返品遅れや衣類へのダメージのリスクを抑えて再販につなげることがでる。また商品発送時には「Fittingステーション」利用可能店舗にまとめて納品するため、配送コストを抑えることもできる。

購入者の不安払拭とショップ売上向上につなげる

同社は「Fittingステーション」連携の背景として次のように述べている。

「2018年の日本国内のBtoC EC市場において、『衣類・服装雑貨等』の市場規模は1兆7,728億円にのぼり、物販系分野において最も大きな市場規模を誇る一方、EC化率を見ると12.96%にとどまります(※2)。その理由として、衣類を含むアパレル商品の多くは、実際に身に着けないとサイズやデザイン、着心地などが自分に合っているかどうか判断できないことから、消費者がECショップでの購買を敬遠していることが推測されます。こうした中、最近ではスマートフォンのカメラ機能を使って手軽に利用する採寸サービスや、着せ替えゲームのようにデジタル上で試着シミュレーションできるサービスも提供されているものの、着心地や実際の色合いなど、実際に手に取り試着しなければわからないことも多く、消費者の不安は払しょくし切れていない状況です。

こうしたアパレルECの課題は、GMOメイクショップが運営するネットショップ構築ASP『MakeShop』においても重要な課題となっています。『MakeShop』における2018年の流通額は、アパレルカテゴリが239億円にのぼり、全体の約15%(※3)を占めています。2019年3月には優れたカスタマイズ性と機能性を持つデザイン編集機能『クリエイターモード』を提供開始するなど、アパレルカテゴリにおけるEC化を加速させるべく、アパレルECショップ向けの機能強化や拡充を進めています。

一方、ヤマトグループにおいても、試着をしないままアパレルECショップで購入することに不安感や抵抗感を抱いている購入者に対し、アパレルECショップで購入した商品を実店舗で試着した上で受け取れるサービスとして、『Fittingステーション』を2019年3月から提供しています。サービス開始以降、約100ブランドに導入されています。

そこで『MakeShop』では、アパレル商品を取り扱うECショップにおける購入者の不安を払しょくし、ひいては扱うECショップ運営者の売上向上につなげるべく、『MakeShop』と『Fittingステーション』を連携させたオプションサービス『Fittingステーション連携カスタマイズ』を提供することといたしました」

同社も述べているように活気あるアパレルECにおいて購入時のサイズ合わせの問題は喫緊の課題であり続けている。今回の施策によって購入者はECの利便性を享受しつつリアル店舗でのやりとりも可能となり、ショップ側の売り上げ向上も見込めることになる。これらを通してアパレルECにおけるサイズ問題軽減とさらなる市場拡大に向け寄与するのではないだろうか。

(※2)経済産業省商務情報政策局情報経済課「平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」

(※3)同社調べ(2019年3月時点)


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事