中国のSNSから日本商品の需要を知る。Supership、「中国トレンドアイテムレポート」開始

ECのミカタ編集部

Supership株式会社(本社:東京都港区/代表:大朝毅、以下「Supership」)は、この度、「中国トレンドアイテムレポート」を開始した。

中国SNSの投稿数を集計し、日系アイテムの需要を探る

中国SNSの投稿数を集計し、日系アイテムの需要を探る

Supershipが新たに提供する「中国トレンドアイテムレポート」は、中国国内における主要SNSでの日系ブランドおよび日系ブランドが展開している商品に関する投稿数を集計し、前日までのSNS投稿から算出したランキングを速報レポートとして提供するサービスだ。

レポート例としては、オーディオ家電、各種コスメ、サプリメントなど、特定の商品ジャンルにおけるSNSの投稿数ランキングや、スキンケアブランド、コスメブランドなど、ブランド毎のSNSの投稿数などがあげられる。

レポート結果を訪日中国人客対象店舗に活用

レポート結果を訪日中国人客対象店舗に活用

Mininglamp Technologyの日本法人である株式会社Leading Smart Systems(リーディングスマートシステムズ)と共同で開発しており、本レポートによって、流通・小売系企業では中国国内で人気の商品や話題になっているブランド・商品をタイムリーに把握することができる。

訪日中国人客の多い店舗においてレポートをもとにした仕入れやコーナー展開を行うことで、店舗の売り上げにつながる売り場作りを実現することも可能だ。

中国でもSNSは情報収集ツールに

訪日外国人・出国日本人を対象としたJNTOの調査によると、2018年の訪日中国人は800万人を超えて訪日外国人全体の26.9%と最も多い。

また、訪日中国人の旅行時の消費総額は15,450 億円と、訪日外国人の消費全体の34.2%を占める金額となっている。

明略科技集团有限公司(Mininglamp Technology/マイニングランプテクノロジー)グループで中国市場のデータ解析サービスを提供しているAdMasterの調査によると、旅行を目的とした訪日中国人の86%が旅行前から「買い物リスト」を作成しており、訪日中はリストをもとに商品を購入しているとされている。

「買い物リスト」の情報源はSNSやWebメディアで、中国においてもSNSは情報シェアのためだけでなく、情報収集のツールとしても活用されている。

訪日中国人の96%が日本への滞在中もSNSを閲覧して情報収集しているというデータもあり、訪日中国人客の購買力にはSNSが欠かせない存在となっているのは明白だ。

中国のSNS投稿を分析しレポート化することで、訪日中国人によるインバウンド消費をさらに加速させることができるだろう。

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