LINEとの統合交渉で注目されるPayPayの登録ユーザーが2,000万人突破 累計決済回数は3億回に

ECのミカタ編集部

ソフトバンクグループ株式会社とソフトバンク株式会社、さらにヤフー株式会社の3社が共同出資するPayPay株式会社は、2019年11月17日にスマートフォン決済サービス「PayPay」の登録ユーザー数が2,000万人を突破したことを公表した。

加盟店数は170万カ所以上へ

PayPayは、2019年11月17日にスマートフォン決済サービス「PayPay」の登録ユーザー数が2,000万人を突破したことを公表した。また「PayPay」が利用できる加盟店数は170万カ所以上を突破し、登録ユーザーと加盟店の増加に比例して決済回数が増加したことで、サービス開始からの累計決済回数は3億回を突破したことも、あわせて公表している。

10月1日に1,500万人を突破した後の登録ユーザー数は、1日あたり10万人以上と大きく増加しており、これは、10月1日にスタートした「キャッシュレス・消費者還元事業」の影響に加え、PayPayが10月5日に1日限定で実施した「PayPay感謝デー」や、「キャッシュレス・消費者還元事業」に関連した「まちかどペイペイ」などのキャンペーンを利用し、キャッシュレスで「よりお得に買い物をしたいというユーザーが急増した結果だ」と分析している。

キャンペーンも実施

PayPayではこれらの内容を受けてキャンペーンを実施する。

◆「まちかどペイペイ 第2弾」 2019年12月1日~2020年1月31日

還元事業の5%還元対象店舗において「PayPay」で支払うと、還元事業での還元に加え、20回に1回の確率で最大1,000円相当のPayPayボーナスが当たる。

◆PayPay使うなら『だんぜん!ダイソー』キャンペーン」 2019年12月13日~2019年12月23日

株式会社大創産業と協力し、700円(税込み)以上の買い物で100円相当のPayPayボーナスが付与される。

※キャンペーンの詳細条件について公式サイトを要参照。

LINEとの経営統合でどうなるか

ソフトバンクの「PayPay」は国策ともなっているキャッシュレス決済の推進政策の波にも乗り、主要なプラットフォームとして急速に存在感を増してきた。今回、同サービスが公式発表としてユーザー数2000万人突破という大台を超えたことになる。

またソフトバンクについては、LINE親会社との経営統合に向けて足早に環境を整備しており、将来的にLINE Payとのプラットフォーム統合への期待も高まっているところだ。ECとも親和性の高いキャッシュレス決済、そして「PayPay」だが、両社の基盤強化を通して、日本国内のみならずアジアや世界に対して今後どのような存在感を発揮していくのか大いに注目だ。


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