8億人の中国市場進出をインフルエンサーマーケの面からサポート Mobvistaが新たにKOLマーケティングサービスを開始

ECのミカタ編集部

グローバルモバイルマーケティングプラットフォームを提供する Mobvista(本社:中国・広州、読み方:モビスタ)は、中国市場でビジネスを展開する日本企業向けに、中国のオンライン上で活躍する著名なインフルエンサーをプロモーションに活用できる KOL(KeyOpinion Leader)マーケティングを開始することを公表した。

中国市場での統合的なマーケ支援を実行

KOLマーケティングにおいてMobvistaは、「インフルエンサーの選定」から「媒体の選定」、「クリエイティブの制作」そして「配信」までの全フェーズを一気通関でサポートしている。

各フェーズでAIを活用しており、たとえばインフルエンサーの選定では、提携する30,000人以上のインフルエンサーの中からAIを用いて最適な人材を抽出。インフルエンサーの管理事務所に該当するMCN(マルチチャンネル ネットワーク)と直接交渉するため、中間業者のマージンを廃した価格で提案できるとしている。また昨今問題となっている、インフルエンサーのニセのファンやフォロワーを検知したうえでクリーンな提案が可能とのことだ。

KOLマーケティングの拡充により、Mobvistaはトップメディアを活用したターゲティング広告やアドネットワークを活用したアプリのダウンロード促進、ECでの購買促進など、中国市場における様々な目的に合わせて、メディアやソリューションを組み合わせた統合的なマーケティング支援が可能となるとしている。

KOLマーケで認知度・購入率の向上が可能に

KOLマーケで認知度・購入率の向上が可能に

同社によれば中国市場では、著名で専門知識を有するインフルエンサーがお勧めする情報が消費者に受け入れられやすく、企業のプロモーション活動で商品をアピールするために、インフルエンサーを起用して情報発信することが増加傾向にあるという。

KOLマーケティングでは、日本のブランド広告主や EC 事業者やインバウンド関連事業者など中国向けにビジネスを展開する企業が、自社の商品・サービスなどをインフルエンサーを通じて中国のターゲットオーディエンスに訴求できる。インフルエンサーが、SNSや動画プラットフォームなどで商品・サービスの特長を捉えて紹介することにより、ターゲットの認知度や購入率の向上を図ることが可能なのだ。

中国進出バックアップの一環

中国のインターネット人口は、2018年に8億人を超えたと言われている。そのうち98%にあたる7億8800万人が、スマートフォンをネット接続の主要な端末として利用しているという。

これまでMobvistaは日本ではアドネットワーク事業を展開し、日本のアプリ開発企業の中国進出をサポートしてきた。オフィシャルパートナーシップを締結する百度、アリババ、テンセントなどの主要なメディアを活用して、中国のスマートフォンユーザーに向けて日本のアプリのダウンロード促進などのプロモーションに取り組んでいる。

Mobvistaは今年、中国国外のアプリ開発企業の中国進出をこれまで以上に支援するため、「Xplore China」と呼ぶキャンペーンをグローバル拠点で立ち上げた。世界各国・各地域の営業やサポートの体制を強化するとともに、セミナーの開催、動画やコラムなどのコンテンツの拡充などを通じて中国進出をバックアップしており、KOLマーケティングもXplore Chinaの取り組みのひとつとして開始したのだ。ますます注目されるインフルエンサーマーケティング。巨大市場中国こそ、その真価がより発揮されることにもなりそうだ。


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