ペイオニア、optile社の買収へ。グローバルなデジタル決済を実現する

ECのミカタ編集部

デジタル決済プラットフォームであるぺイオニアは、決済導入プロセスをグローバルで効率化するテクノロジーを提供するoptile社(本社:ドイツ・ミュンヘン)の買収に合意したことを発表した。

オープン決済を可能とするoptile社

2010 年に設立されたoptile社は、オープン決済エコシステムを有する企業だ。
ニーズの変化に応じた支払いオプション、およびパートナーを追加できる柔軟性を備え、ユーザーがビジネスを管理できるようにした上で、決済まで
の完了プロセスを促進させ、顧客体験を向上させる。

optile社の決済オーケストレーションプラットフォーム(POP)は、企業が新しい市場に迅速に対応できるように設計されている。
グローバル決済市場のすべてのプレーヤーを統合し、透明性、柔軟性、冗長性、独立性を確保する。

決済サービスの一元化を可能に

optile社のクラウドベースの決済オーケストレーションプラットフォームを導入することで、企業は決済体験を設計・最適化するための完全な制御、自由度、柔軟性を掌握することができ、決済までの完了と顧客の継続利用の促進を見込める。
optile社は、単一のAPIで市場投入までの時間を短縮、コスト削減し、技術インフラストラクチャの調和を図る。

optile社を利用することで、企業は独自の提携パートナーとのエコシステムを構築し、クロスセリングを促進させ、新たな収益源を開くことが可能となる。
同時に、すべての企業が独自のバックエンドと独立性を維持しつつ、同じ支払いプロセスを共有できるため、顧客への優れた決済体験を提供することも可能だ。

例えば、航空会社は旅行関連サービスを提供する企業のエコシステムを構築できる。
このサービスを活用すれば、顧客は航空券、レンタカー、ホテルなどの料金をまとめて支払うことができ、支払い情報を再入力する必要がなくなる。

スムーズな国際商取引の決済を目指す

スムーズな国際商取引の決済を目指す

ペイオニアのミッションである「go beyond」とは、さまざまな境界や限界、期待を超えるサポートを企業に提供することである。
国内取引のようにスムーズに国際商取引におけるデジタル決済を実現することは、ミッション達成の鍵のひとつだ。

今回のoptile社の買収は、世界中の企業、マーケットプレイス、中小企業のグローバルな成長を促進させるプラットフォームを構築させ、新たな機会をより多くの人に広げ、今日のボーダレスな世界の複雑さを軽減するというビジョンを実現する重要なステップとなる。

ペイオニアは、顧客、パートナー、および決済ネットワーク全体にとって、信頼できる独立したプラットフォームであることを約束する。
今回のようなオープン性とコラボレーションの推進は、今日の決済ビジネス業界においても基本であり重要であると言えるだろう。


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