EC-GAINが日本から台湾への越境ECを支援する新サービスの提供を開始
株式会社EC-GAIN(本社:沖縄県那覇市、 代表取締役:村田薫)は「“仕入れリスク無し”無料で誰でも簡単にオンラインセレクトショップが1分で作れるサービス」について12月17日より台湾での提供を開始した。
第三者割当増資も実施
ソーシャルECプラットフォーム「temite(テミテ)」を運営するEC-GAIN社は「“仕入れリスク無し”無料で誰でも簡単にオンラインセレクトショップが1分で作れるサービス(以下「新サービス」)」について12月17日より台湾での提供を開始した。
これによりtemiteに登録するサプライヤーは無料で台湾越境ECも可能になり、台湾のアンバサダーは1分で日本の商品の越境オンラインセレクトショップ構築が可能になるという。また同社はこれにあわせて沖縄振興開発金融公庫、GxPartnersを引受先とした第三者割当増資により資金調達を実施している。
temite(テミテ)とはtemiteは売るものが無くても無料で誰でも簡単に、自分だけのオンラインセレクトショップが作れるサービスだ。作ったセレクトショップはすぐにSNSでお友達やフォロワーにシェアでき、セレクトショップからお商品を購入すると、販売価格のおおよそ10%〜20%が成果報酬として貰える。
商品はtemiteに登録している商品提供企業(サプライヤー)から購入者に発送され、サプライヤーはtemiteを通じて代理販売者を作ることで、難しかったソーシャルメディアでのマーケティングを図れる。
日本から台湾への越境ECを支援
沖縄発ソーシャルECサービス「temite(テミテ)」はこれまで、日本のサプライヤーの商品を日本のアンバサダーが1分でネットショップ販売が開始できるサービスを提供してきまた。
今回のアップデートにより、台湾の個人も1分で販売開始ができる日本の商品の越境オンラインセレクトショップが構築可能となる。また同機能の提供により、日本のサプライヤーに台湾のソーシャル越境ECのサービス展開を可能にし、越境ECにおいて大きな課題であったマーケティングを台湾のインフルエンサーやブロガー等の個人にSNS上で展開をうながし、EC事業者の東アジアへのEC展開を強力支援するとしている。
temiteでは海外のアンバサダーに商品のオススメをしてもらうことで、今までサプライヤー側でしなければいけなかった現地向けのマーケティングを代理で行ってもらえるという特徴がある。これにより国境を超えて国内からマーケティングをするのが難しかった越境ECの集客を行いやすくなる。
「より一層EC業界を活性化させたい」
同社ではサービス開発の背景として次のように述べている。
「個人でオンラインショップを開設するには今まで、商品仕入れの開業資金や仕入れ資金などの準備や、買い付けの難しさ、在庫売れ残りのリスク、注文受付から発送処理や在庫管理に顧客対応など煩雑な運営業務があり、個人で副業にチャレンジしたい上位の仕事にも関わらず上記の課題が解決されていませんでした。それらの課題を解決することで、オンラインショップを個人副業でチャレンジしやすいものにし、地方のメーカーや埋もれている名品などがセレクトショップに並ぶことでユーザーの注目を浴びる機会を創出し、より一層EC業界を活性化させたいという想いから本サービスの開発は行われました」
また同社は今後の展望・展開として、東アジアの中心に位置する地理的特性を持つ沖縄から、東アジアの越境ECをつなぐソーシャルECプラットフォームを展開していくとしている。親日家が多く、購買意欲旺盛な消費市場があり、西側陣営の一員でもある台湾。その台湾と地理的に近く文化的にも交流のある沖縄発の企業だからこそできる新サービスとも言えそうだ。