【JCB調査】キャッシュレスといえば依然としてクレジットカード!「キャッシュレス・消費者還元事業に関する調査 2019」
株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区/代表:浜川一郎、以下「JCB」)は、「キャッシュレス・消費者還元事業に関する調査 2019」をインターネットで実施した。
調査はネットエイジア株式会社の協力のもと、2019年12月9日(月)から11日(水)の3日間、キャッシュレス・消費者還元事業の対象店舗でキャッシュレス決済を利用したことがある全国の20歳~69歳の男女1,000名を対象に行われた。
「利便性」と「利得性」と「安心感」がキャッシュレス決済の利用頻度を増やしている
キャッシュレス決済をしていて感じることを聞いたところ、「キャッシュレス決済対応のお店が増えた」が54.5%と最も高く、次いで40.4%が「少額でも気にせず使える」、36.4%が「ポイントがよく貯まる」、29.6%が「会計がスピーディー」、28.7%が「周囲に使う人が増えた」との結果になった。
キャッシュレス対応店舗が増え、買い物やサービスの利用時にキャッシュレス決済を利用できる機会が増えたと感じている人が多い傾向にあるようだ。
キャッシュレス決済の継続利用層については、キャッシュレス決済の利用頻度が増えた層と、利用頻度は変わらない・減った層を分けて調査した。
「少額でも気にせず使える」「ポイントがよく貯まる」「周囲に使う人が増えた」の3点において、頻度が増えた層のほうが15ポイント以上高くなった。
少額から使える利便性や、ポイントが貯まる利得性、利用者増加による安心感から、キャッシュレス決済の利用頻度が増えた可能性がある。
新規利用層の71.9%が「もっと早く使っておけばよかった」
キャッシュレス決済の新規利用層135名に、キャッシュレス決済に対する考えについて質問した。
「キャッシュレス決済を、もっと早く使っておけばよかった」と思うか聞いたところ、「そう思う(計)」は71.9%。
男女別にみると、「そう思う(計)」と回答した人の割合は、男性81.1%、女性65.9%で、男性のほうが15.2ポイント高いという結果になった。
1位は「クレジットカード決済」
キャッシュレス・消費者還元事業で利用しているキャッシュレス決済を聞いたところ、79.4%が「クレジットカード決済」と回答した。
次いで52.5%が「電子マネー決済」、46.7%が「QRコード決済・バーコード決済」という結果になり、消費者還元を受けるためのキャッシュレス決済方法として、クレジットカードが未だにメジャーで多くの人に支持されていることがわかった。
新規利用層と継続利用層を分けてみても、新規利用層・継続利用層共に「クレジットカード決済」が最も高かった。
次いで、「QRコード決済・バーコード決済」「電子マネー決済」などが続く。
最近ではスマートフォンの普及などによりQRコード決済に注目が集まっているものの、クレジットカード決済の利用が根強い信頼を得ていることがわかった。
キャッシュレス対応を進めていくうえで、QRコードや電子マネーが普及しても、クレジットカード決済には対応しておくべきだろう。