親近感のあるコスメ企業は?『化粧品メーカーのブランドイメージ』に関する調査が実施される。
マイボイスコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)は、4回目となる『化粧品メーカーのブランドイメージ』に関するインターネット調査を2019年12月1日~5日に実施し、10,202件の回答を集め、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。
品質・技術が優れているコスメ企業は?
◆品質・技術が優れている化粧品関連企業
品質・技術が優れていると思う化粧品関連企業は(複数回答)、「資生堂」が37.1%、「花王」が22.5%、「カネボウ化粧品」「コーセー」「再春館製薬所」「DHC」「ポーラ」「ファンケル」が各10%台で続いた。「DHC」は10・20代、「資生堂」は60・70代で比率が高い傾向だった。
◆信頼性・安心感がある化粧品関連企業
信頼性・安心感があると思う化粧品関連企業は(複数回答)、「資生堂」が47.8%、「花王」が37.7%で上位2位、以下「カネボウ化粧品」「コーセー」が各3割弱、「DHC」「ファンケル」「ポーラ」が各2割弱で続いた。「オルビス」「ちふれ化粧品」「ファンケル」は女性で比率が高く、男女差が大きくなっており「DHC」は若年層で高い傾向だった。
◆企画力・開発力がある化粧品関連企業
企画力・開発力があると思う化粧品関連企業は(複数回答)、「資生堂」が32.8%、「花王」「DHC」が2割前後、「カネボウ化粧品」「コーセー」「ファンケル」が各1割強で「いずれもない」が40.6%となった。
親近感がある企業は?
◆独自性がある化粧品関連企業
独自性があると思う化粧品関連企業は(複数回答)、「再春館製薬所」が19.6%、「資生堂」「DHC」「ファンケル」「ちふれ化粧品」が各10%台で続いた。「いずれもない」は42.0%だった。
◆革新的・先進的である化粧品関連企業
革新的・先進的であると思う化粧品関連企業は(複数回答)、「資生堂」が18.3%、「DHC」「花王」「ファンケル」「再春館製薬所」が各1割弱だった。「いずれもない」が51.7%となった。
◆親近感がある化粧品関連企業
親近感があると思う化粧品関連企業は(複数回答)、「資生堂」「花王」が各3割、「カネボウ化粧品」が18.8%、「ちふれ化粧品」「コーセー」「DHC」が各1割強だった。「ちふれ化粧品」「コーセー」「オルビス」は、女性で比率が高くなっていた。女性10・20代では「ちふれ化粧品」が1位となった。
まとめ
調査結果にあるように品質・技術が優れている化粧品関連企業は、「資生堂」が4割弱で1位、「花王」が2割強で「カネボウ化粧品」「コーセー」「再春館製薬所」などが各10%台となった。また親近感がある化粧品関連企業は、「資生堂」「花王」「カネボウ化粧品」が上位3位。以下、「ちふれ化粧品」「コーセー」「DHC」が続いた。
越境ECをはじめEC市場全体において熱度が高いコスメ分野だが、各企業を消費者がどう見ているか、その最新の状況が明らかとなったようだ。特に今回は「親近感」や「品質・技術」といったブランドイメージに関わる部分が調査されており、そうしたブランドイメージが形成される背景についてもさまざまな考察が可能な内容と言えるだろう。