noteが『STORES・minne・BASE』3ECサービスとの連携開始 各クリエイターの販売アイテムが一覧表示可能に
noteはクリエイターがECサイトで販売している商品を、自分のnote上で一覧表示できる「ストア」機能の提供を開始した。
3サービスと連携
noteはクリエイターがECサイトで販売している商品を、自分のnote上で一覧表示できる「ストア」機能の提供を2月25日より開始した。今回、ECプラットフォーム「STORES」「minne byGMOペパボ(以下、minne)」「BASE」の3サービスとの連携が実現した。
いずれかのプラットフォームで商品を販売しているクリエイターは、自分のnoteに商品を一覧表示するページをつくることができるようになった。また連携するパートナーは要望がありしだい随時拡大していく予定としている。なおBASEについてはは3月下旬より対応予定とのことだ
クリエイターが自分の商品を紹介しやすく
同社では「ストア」機能を提供する背景として次のように述べている。
「noteはあらゆるクリエイターの本拠地となることを目指しています。そのため、テキストだけではなく、イラスト、マンガ、映像、写真、音楽など、あらゆるジャンルの作品をnote上で表現していただけるようにカイゼンを重ねています。『ストア』機能では、自分自身で商品をつくり販売しているクリエイターが、noteで商品を紹介したりその商品のストーリーをnoteに投稿したり、さまざまな使い方で商品の認知向上やファンコミュニティの醸成に役立てていただくサポートをします。
これまでもnoteでは、連携しているECプラットフォームの商品URLを埋め込むと、note上で店舗名、商品名、価格、商品画像がカード形式で埋め込まれる機能『note for shopping』を提供してきました。また、12月には『ストア』機能の先行対応として、オンラインストア『MUUU』と連携。noteでも活躍する3人のクリエイター、かっぴーさん、まめさん、吉本ユータヌキさんに参加していただき、オリジナルグッズの販売を行っています。今回の『ストア』機能は、さらに多くのクリエイターが自分の商品を紹介しやすくするための一歩となります」
自分たちの想いをより伝えることができるように
また今回のストア機能の提供に際して同社のキーパーソンからは次のようなコメントが出されている。
ピースオブケイク代表取締役CEO・加藤貞顕氏
「noteのミッションは『だれもが創作をはじめ、続けられるようにする』というものです。文章を書いたり、絵を描いたり、写真を撮るひとだけではなく、自分の商品を販売するひとも創作者だと私たちは考えています。この機能によって、販売者の方が、自分たちの想いをより伝えることができるようになり、商品を広く届けられるようになることを願っています。今回は3つのECサイトと連携いただくことができました。引き続き、クリエイターのサクセスに邁進していきます」
ピースオブケイクCXO・深津貴之氏
「ECサイトでの販売は、ストアオーナーによる想いやストーリーの発信が今後ますます重要となります。私たちは今回のストア機能を皮切りに、よりECサイトやオーナーが情報発信をしやすくなるよう支援していきたいと考えています。今後は、ECサイト側で自分のnote記事を表示したり、各社のアプリの中に記事が配信できるよう検討しています。noteはECサイトの情報発信を積極的に応援いたします」
クリエイターの表現の場として存在感を発揮してきたnote。これまでもEC機能を実装してきたが、今回、3つのECプラットフォームと連携することで、それぞれのクリエイターが販売するアイテムをnote上で一覧表示できるようになった。
同社はさらなるECプラットフォームとの連携を強めるとしており、クリエイティブとECとの垣根はさらに取り払われ、表現のフィールドはその自由度を増すことになりそうだ。