トレジャー・ファクトリーがクローゼットアプリのSTANDING OVATIONに出資 「アプリ内の手持ちの服をそのまま買取」が可能に

株式会社トレジャー・ファクトリー(東京都千代田区 代表取締役社長:野坂 英吾 )は、オンラインクローゼットアプリ「XZ(クローゼット)」を提供する株式会社STANDING OVATION(東京都渋谷区 代表取締役CEO:荻田 芳宏)に出資を行い、2020年2月25日(火)に資本業務提携契約を締結した。

クローゼットアプリ内で手持ちの服を売れる

トレジャー・ファクトリーは全国に193店舗のリユースショップを展開する総合リユース企業だ。同社は多くの接点でリユースサービスを利用してもらえるよう「取扱いジャンル、顧客層および買取チャネルの拡大」を進めており、リアル店舗運営のみならずECサイトでの買取・販売や、システム開発会社の子会社化等、デジタル分野への投資も積極的に行ってきた。

今回、同社はファッションテック企業であるSTANDING OVATION社に出資し、資本業務提携を行うことで、手持ちの服をデジタル管理できる同社のアプリ内に同社の宅配買取サービスを連携させる仕組みを構築し、さらなる利用顧客の増加・買取チャネルの拡大を進めるとしている。

ユーザーのタンス在庫がデジタル化されたオンラインクローゼットアプリと、同社の買取・モノをリユースするノウハウを掛け合わせることで、一次流通と二次流通の融合を図りサステナブル(持続可能)なエコシステムの実現を目指す方針だ。

XZと連携予定のトレファク宅配買取のポイント

同社がまとめるサービスのポイントは次の通りだ。

◆Point1.申込みから振込まで自宅で完結

申込み後、手持ちの紙袋やダンボールにお品物を詰めて送るだけ。当日集荷を利用の場合、申込みから最短2日で振込みまで完了する。

◆Point2.季節外アイテムも買取可

グループで全国193店舗、EC販売も展開しており販売チャネルが豊富なことから、宅配買取では季節外のアイテムもシーズン関係なく買取。冬にTシャツ、夏にダウンジャケットも買取してもらえる。

◆Point3.はじめての人もリピーターも手軽に申込みできる

申込みは集荷に必要な情報とメールアドレスなど必要最低限のみ。初回のみ本人確認書類のコピーの提出が必要ですが、2回目以降はログインするだけで申込みが可能。

使用頻度の低いアイテムの買い取り提案機能も開発予定

「XZ(クローゼット)」は、アプリに手持ちのファッションアイテムを登録することで、クローゼットの中身をスマホで持ち歩くことができるオンラインクローゼットアプリだ。手持ち服を活かす着回しコーディネートをAIが自動提案する機能も搭載されており、ファッションへの関心が高いものの、日々のコーディネートに悩んでいる20代から30代の女性ユーザーに支持を受けている。

アプリのダウンロード数は100万DLを突破、アプリ内の登録アイテム数は累計1,500万点を誇り、ユーザーは高価格帯衣料のみならずファストファッション等の手持ち服も多いことから、同社の強みである幅広いジャンル・幅広い価格帯の衣料品を買取りできる点とマッチすると判断したようだ。

出資に伴う業務提携の第1弾として、アプリ内で同社の宅配買取サービスを定期的に案内し、不用となるアイテムの売却を促すという。そして提携第2弾としてアプリ内で各ユーザーが管理している自身の衣料品の着回し情報を分析し、クローゼット診断から使用頻度の低いアイテムを宅配買取サービスにて売却することを自動的に提案するサービスの開発を予定する。今後はアプリとのサービス連携に向け開発を進めるとともに、買取サービス以外の連携も継続的に検討し、新たなファッション体験を提案する方針だ。

一般的にリアルショップで展開してきたリユースショップチェーンは、総じてフリマアプリやリユースECに押されているといった文脈で指摘されることも多い。トレジャー・ファクトリーについては、積極的にデジタル分野に出資していることになり、オンラインとオフラインの強みをいかしつつ、エコシステムとしての基盤を整えるべく果敢に施策を打っていると言えそうだ。