ベトナムへの越境EC展開をトータルに支援 プラネティア社がアーバン・コーポレーション社と提携しクチコミPRから販売までをカバーしたサービスを展開へ

ECのミカタ編集部

(右)株式会社プラネティア 代表取締役 鎌形 諭 氏
(左)アーバン・コーポレーション株式会社 経営企画部 部長 佐田 心平 氏

株式会社プラネティア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長鎌形諭、以下プラネティア)は、アーバン・コーポレーション株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長田上魁人、以下アーバン・コーポレーション)と業務提携契約を締結した。

アジア約15万人のモニターをかかえる

COSMERIAを運営するプラネティア社は、ベトナムで日本製品のEC販売と実店舗販売を行うアーバン・コーポレーション社と、戦略的パートナーとして業務提携契約を締結した。

プラネティアが提供するプラットフォームCOSMERIAは、東南アジア各国向けに化粧品に口コミサービスだ。2016年のサービス開始以来、日本の化粧品を使っていたり、興味のある現地女性ユーザーを集め、2020年2月現在、実に約15万人の会員をモニターとしてかかえている。

提携先のアーバン・コーポレーションは日本製品の美容関連商品や化粧品を主に取り扱うECサイト(e-jan)をベトナム国内で運営しており、ホーチミンには実店舗も持つ。製品の輸出入、販売許可の取得代行、マーケティング、販売業務までワンストップサービスを提供している。

クチコミPRから販売まで一気通貫でベトナム市場をとらえる

クチコミPRから販売まで一気通貫でベトナム市場をとらえる

プラネティア社によれば、今回の提携によって口コミによるPR・話題作り・販売促にとどまらず、ベトナムにおける現地EC販売と実店舗販売を実現させ、口コミから現地輸出、販売まで一気通貫でベトナムマーケットにアプローチできるようになったとしている。

販売はアーバン・コーポレーションが運営する自社サイト(e-jan)のみならず、ベトナム現地の大手ECショッピングモールであるShopee、LAZADA等、ベトナムでも女性ユーザーに人気のある外部ショッピングモール内でも販売が可能なものとなる。

現地でのマーケティングプランも充実しており、効果的なインフルエンサーの手配や、SNS広告の運用、実店舗での店頭キャンペーンの実施等、認知獲得と販売促進も一括でサポートが可能とのことだ。

さらに、ベトナム現地での販売許可の取得から販売業務、カスタマーサポート等を全てカバーしており、ベトナム進出やその先の各国への展開を目指す企業にとり、簡単に始められ、かつ効果的に活用できるサービスとなる見込みだ。

日本製品への関心の高いベトナムの消費者

日本製品への関心の高いベトナムの消費者

今回の提携に際して株式会社プラネティア代表取締役 鎌形諭氏から次のようなコメントが出されている。

「ベトナムという国は、人口が間もなく1億人に到達し、若い世代が多く、裕福層も拡大中。更に、女性の社会進出が世界トップクラスという事もあり、数年度には世界の中でも有数の化粧品マーケットになっている事は間違いない。その中でも日本製化粧品へのニーズ高く、今回の提携によるサービスを活用し、より多くの企業にベトナム進出のきっかけを提供できたら嬉しい。是非、一緒にベトナムへの本格進出を実現しましょう」

同社も述べているように、ベトナムはアジアの中でも成長性が高く、かつ富裕層や中間層も着実に拡大している有望な市場だ。またベトナムの消費者は日本製品への関心も高く、また親日的な国民も多いことで知られる。そのベトナムにクチコミPRから販売までをカバーするサービスが展開されることで、日越をまたいだ越境ECに心強い翼がもたらされることになりそうだ。


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