【ヤマト運輸】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、社員のマスク着用と自宅受け取りに配慮
ヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区/代表:栗栖利蔵、以下「ヤマト運輸」)は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う配達の対応について公表した。
社員はマスクを着用
ヤマト運輸では、社員が配達や営業所での接客の際、マスクを着用することがあることを通達。
本来であれば接客においてマスクで顔を覆うことについて、気分を害する顧客もいるかもしれないが、昨今のような非常事態においては必要な措置と理解してもらえるよう呼びかけた。
3/31まで。自宅受け取りも希望の場所で
また、自宅で荷物を受け取る際、配達員がマスクを着用していても接触することに抵抗があるという顧客に対しては、自宅前など場所を指定できる措置をとることを発表した。
セールスドライバーが配達に訪れた際、インターホンなどで配達場所を指定すれば、自宅の前など指定の場所に荷物を届ける。
本対応は、あくまでも新型コロナウイルス感染拡大に伴う暫定措置であり、3/31(火)までの期間限定で対応する。
宅配クライシスの経験が活きる?PUDUステーションの活用も
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、子どもたちの臨時休校や在宅勤務、自宅謹慎などの対応がとられ、図らずもECの需要は高まることが予想される。
かつての宅配クライシスのときのように、配達業界に負担がかかる可能性もあるだろう。
ただし、あくまでも配達するのは人であり、人同士の接触を不安に思う顧客も多いだろう。
今回のヤマト運輸の措置は、ニーズに沿った対応といえそうだ。
一方、ヤマト運輸では従来よりクロネコメンバーズの会員に対して、オープン型宅配ロッカー「PUDUステーション」を提供している。
かつての宅配クライシスの教訓を、今こそ活かすときかもしれない。