Adjustが『モバイルマーケティングガイド2020』を公表 モバイル広告市場1兆円時代のマーケティングスキルを解説

ECのミカタ編集部

グローバルに展開するB2B SaaS企業であるadjust(アジャスト)株式会社(本社:独・ベルリン、代表取締役社長 兼 共同創業者:クリスチャン・ヘンシェル)は、モバイルマーケティングの基礎知識を解説する「Back to Basics:Adjust モバイルマーケティングガイド2020」を公表した。

楽天・LINE・メルカリなどがパブリッシャーに

Adjust社は、グローバルに展開するB2B SaaS企業だ。モバイルエコノミーの中心で創設され、テクノロジーへの情熱により大きな成長を遂げたAdjustは、全世界で16のオフィスを構える。Adjustのプラットフォームは、モバイル計測、不正防止、サイバーセキュリティ、そしてマーケティングオートメーションソリューションに及ぶ。

マーケティング活動をよりシンプル、スマート、安全にすることで、データ主導のマーケターが世界で最も成功したアプリを構築できるよう支援しているのだ。同社は、Facebook、Twitter、Google、LINE、Snap、Tencentの正式マーケティングパートナーになっており、国内外の主要広告ネットワークパートナーとも連携。

楽天、リクルート、LINE、グリー、ディー・エヌ・エー、メルカリなど国内500社以上のトップパブリッシャーを始め、Procter & Gamble、Tencent Gamesといったグローバルブランドを含む32,000以上のアプリが、Adjustのソリューションを実装してそのパフォーマンス向上を図っているという。

2019年6月には、ヨーロッパで過去最大となる資金調達ラウンドの1つを獲得し、2億2,700万ドルを調達した。Adjustは、日本においてアプリ計測プラットフォームとして最大のシェアを占めており、カントリーマネージャーの佐々直紀氏を筆頭に、現在30名以上の営業・カスタマー サポート・マーケティング担当者が日本市場で手厚いサポートを提供している。

モバイル広告市場1兆円時代に

モバイル広告市場1兆円時代に

その同社が、「Back to Basics:Adjust モバイルマーケティングガイド2020」を公表した。このガイドブックでは、マーケティング担当者なら知っておきたいモバイルマーケティングの基礎知識や成功のヒントが紹介されている。2018年に、モバイル広告費が初めて1兆円を超え、インターネット広告費全体の70%以上を締めるようになり、モバイルマーケティングの需要は益々増加しているという。

またテクノロジーの進化がモバイルマーケティングの進化を日々加速させているとしている。このような状況の中、モバイルマーケターに求められるスキルも高まっているようだ。同社はそれをふまえて「広告のユーザーエンゲージメントを効果的に行うためには、オーディエンスをセグメント化し、的確なメッセージでターゲティング、リターゲティングを施策することが求められる」と指摘している。

求められるモバイルマーケティング力

さらにマーケティングには代理店からアプリパブリッシャーやアナリティクス、アプリ計測ツール、SSP、DSP、アドネットワークなど、多くの協力を必要とするとも述べている。このような一連のマーケティング活動を行うには、モバイルマーケティングの基本をしっかり把握し、それを土台にスキルを積み重ね、モバイルマーケティングの全体像を把握する必要があるとのことだ。

ECにおいてもスマホを筆頭とするモバイルデバイスからの利用は増えている。各国における5Gサービスの本格スタートやスマホ自体の性能も向上する中、こうした傾向はさらに強まると思われる。そこにおいてモバイルマーケティングを実行するには、基礎的な知識も重要となりそうだ。気になる担当者は同社のガイドをチェックしてみるのも良いのではないだろうか。


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