次世代デリバリーサービス「Poi」をリリース。事前登録を開始

ECのミカタ編集部

ルビージョブス株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役:小林福嗣) は、ユーザーがあらゆる小売店および飲食店から配送を受けられる、次世代型デリバリーサービス「Poi」のリリースを発表。また、リリースに先立ち事前登録の受付を、2020年4月24日より開始した。事前登録の特典として、配送料無料、ドライバー手数料無料などがある。

「Poi」とは

「Poi」は、小売店の商品や、飲食店のメニューを利用者に届けるおつかいサービスだ。同サービスは、小売店、飲食店またはモールと、配達員及びエンドユーザーの3者間マッチングをベースとし、下記のサービスを提供する。

・利用者が希望する店舗から商品を届ける
・店舗からの依頼により商品を利用者に届ける
・モール等の依頼に基づき、モールの小売店等から利用者へ商品を届ける (API 提供)
・自社モールに出品された商品を利用者に届ける

「Poi」特徴

・飲食店、小売店等は、登録により無料で、即日利用を開始できる。
・利用者は、店舗と、商品またはメニューを指定することで、店舗が持ち帰りを許す限り、すべての商品をデリバリーで受け取ることができる。
・あらゆる小売店、モール、利用者からのオーダーを総合して受け付けられるため、ドライバーの待機時間は減少し、収入が拡大。
・モール、テイクアウトサービス等は、ピックアップ先と配達先の情報を送信するAPIを導入するだけで、デリバリーサービスの提供を開始できる。

提供開始の背景

既存のデリバリーサービスでは、店舗は30%以上の手数料がかかる。そして、サービス提供者のモールで購入できる商品しか配送していない。また、事実上ECモールであって、彼らの店舗の商品を配送している形である。

こうした旧世代の「モール型デリバリーサービス」の一部は、飲食店やドライバーへの負担が大きい。同社は、実際に飲食店として、また配達員として既存のデリバリーサービスを利用してみた。そして、少なくともいくつかの「モール型デリバリーサービス」は、あまり飲食店や、ドライバーに優しいとは言えなかった。

「モール型デリバリーサービス」は商品登録を必須しているため、導入に時間がかかる。「モール型」のこだわりを取り払うことで、小売店や飲食店自身はもちろん、レストラン情報サービスや、テイクアウトサービス、商品サイトを持つ小売店など、宅配が可能な商品を紹介するすべてのサービスが簡単にデリバリーを導入できるようになる。

同社が、「Poi」を「真の」「次世代型の」デリバリーサービスと呼ぶのは、「Poi」がこのサービスに関わる3者全員に幸福をもたらし、また既存のモールや出前サービスとも相互補完、協力的な役割を果たすことができるサービスだからである。

提供を早めた背景

昨今のCOVID-19の流行により、非常事態宣言はとうとう全国を対象とするまでになった。
飲食店の多くが休業や営業の縮小を余儀なくされており、国の援助も十分に行き届いているとは言えない。より簡易で、より安く、より早く、より多くの店舗やユーザーに利用してもらえる、持続可能な「真のデリバリーサービス」が、必要とされている。そこで、当初2020年夏を予定していた提供開始を大幅に早め、また事前登録を先行して実施することに。

同サービスがCOVID-19の流行により影響を受けた店舗を救うこと、そしてこのサービスに関わる3者全員に幸福をもたらすということに期待したい。


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