ヤマトの『返品・交換サポートサービス』にスマホで返品発送ができる新機能が追加 「誰から何がいつ戻ってくるのか」がわかる
ヤマトロジスティクス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小菅 泰治)は、「返品・交換サポートサービス」に新機能を追加した。
より手軽に商品の返品が可能に
ヤマトホールディングス傘下のヤマトロジスティクス(以下「YLC」)は、2020年6月1日(月)から事業者の返品対応業務を支援する「返品・交換サポートサービス」に新たな機能を追加した。同社では新機能の追加を通して顧客の利便性向上および事業者の返品業務の効率化を支援するとしている。
今回の新機能追加により、商品を返品したい利用者は、自宅で集荷を待つことなく、PUDOやコンビニ、宅急便センターにQRコードを表示したスマホと荷物を持ち込むだけで、より手軽にに返品発送ができるという。
新機能の概要
◆返品時の利用手順
・事業者に返品依頼の連絡を入れる
・スマホにSMSが届く
・SMSのURLをクリックし、ご希望の発送場所を選択する
・QRコードか二次元コードを取得、スマホと荷物を持って発送場所に行く
・発送場所の端末にQRコード(または二次元バーコード)をかざす
・返品荷物を預けて、手続き完了
◆導入メリット
1.利用者のメリット
自宅で集荷を待つことなく好きな時に返品発送を行うことができる。SMSで送られたQRコードを活用し、スマホと荷物を持ち込むだけで、伝票を用意する必要がない。またPUDOを利用すれば完全非対面での返品発送も可能だ。
2.事業者様のメリット
商品を返品したい利用者の選択肢が増え、より手軽に返品できるため、顧客満足度の向上につながる。事前にシステム上で返品情報を把握できるので、返品商品到着後の検品業務の効率化や再商品化のスピードを高めることができる。
◆提供情報
1.提供開始日
2020年6月1日(月)
2.発送可能拠点
・全国のオープン型宅配便ロッカーPUDO
・全国のセブンイレブン、ファミリーマート
・全国の宅急便センター
◆費用
追加機能の利用には別途申し込みが必要。個別見積り。
「誰から何がいつ戻ってくるのか」がわかる
同社では新機能提供の背景として次のように述べている。
「事業者にとって、商品の返品対応はお客様に負担をかけずにいかに効率化を図るかが重要です。YLCが提供する『返品・交換サポートサービス』は、YLCの専用WEBシステムと、ヤマト運輸の全国ネットワークを活用し、これまで300社超の事業者、特に食品メーカーにご利用いただいてまいりました。そうした中、以下の課題がありました。
・当サービスはセールスドライバーが伝票を持参する集荷対応を基本設計としているため、お客様が予定を調整し自宅で待たなくてはいけない
・集荷以外の発送を希望されるお客様がコンビニ等から宅急便で返品する場合、お客様自身が伝票を記入する手間が発生し、また事業者は『誰から何がいつ戻ってくるのか』という情報を把握することができず、返品物の管理が煩雑になっている
この度の新機能追加で、お客様はスマホに送られてくるSMS(ショートメッセージサービス)のURLからQRコードを取得し、伝票を手書きすることなくご都合の良い時にコンビニや宅急便センターから返品発送ができます。また、PUDOを選んでいただくことで新型コロナウイルス感染拡大によりニーズが高まる完全非対面での発送が可能になり、安心してご利用いただけます。
さらに事業者にとっては、QRコードの利用により『誰から何がいつ戻ってくるのか』をタイムリーにデータ管理できることで、返品業務の効率化を図ることが可能となりました。当機能はメーカーの商品回収時だけでなく、EC事業者の返品対応時やリユース事業者の買取対応時もご利用可能です。お客様の利便性向上、返品業務の効率化を支援し、幅広い業界でご利用いただくことを目指しています」
新機能によって人的リソースを割く必要のあった返品対応が省力化できるだけでなく、「誰から何がいつ戻ってくるのか」がわかることによって、在庫管理をはじめとした業務の効率化にも寄与することになりそうだ。