アプリを使って10秒ワンコインで栄養状態がわかる 栄養検査キット『VitaNote Quick』の予約販売が開始される

ECのミカタ編集部

株式会社ユカシカド(代表取締役社⻑:美濃部慎也、本社:東京都渋谷区、以下「ユカシカド」)は「VitaNote Quick(ビタノートクイック)」の予約販売を開始した。

より手軽に栄養状態がわかる

ユカシカド社は2020年6月3日より、「VitaNote Quick(ビタノートクイック)」の予約販売をクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」にて開始した。同ソリューションは、テストペーパーをスマートフォンで撮影、10秒でビタミン・ミネラル・食事バランスを評価する栄養検査サービスとなっている。

[商品名]
VitaNote Quick(ビタノートクイック)

[販売価格]
500円(税別)

[内容物]
テストペーパー×2、採尿カップ×2 (検査2回分)

[クラウドファンディング]
「Makuake」購入サイト
販売期間:2020年6月3日〜29日

日本人にしのび寄る栄養の偏り

日本人にしのび寄る栄養の偏り

ユカシカドが実施した調査では、8割以上が普段栄養バランスを気にしていると回答しながらも、自身の栄養バランスは良くないと感じている人が過半を占める傾向がわかったという。この背景には、栄養状態を適切に把握するための手段が不足していることが理由としてあるようだ。

“食”の選択肢が無数にあり、望む食品が手に入りやすい日本において近年、新型栄養失調と呼ばれる成人の栄養不足、高齢者の低栄養問題など、食事の偏りや少食・欠食といった要因で起こる現象が問題視されている。ユカシカドではこれらの課題に対応するため、適切な栄養状態の把握、検査結果に基づく栄養改善を提供すべく、栄養検査サービスの開発・提供に取り組んできた。

そこで提供されたのがVitaNote Quickだ。VitaNote Quickはビタミン・ミネラル・食事バランスの偏りを分析、10点満点で評価する栄養検査キットだ。より手軽に、すぐに結果を知りたいという従来の栄養検査に対するユーザーの声を受け、研究開発の末に誕生した。

テストペーパーを尿に浸して専用のスマートフォンアプリ(2020年7月 iOS/Android 同時リリース予定)で撮影。画像解析を用いてわずか10秒でその場で検査結果を確認できる。

発展途上国での活用も視野に

発展途上国での活用も視野に現地の子どもと代表の美濃部氏(フィリピンのスラム街で撮影)

2017年に世界初の郵送栄養検査サービスとして誕生したVitaNoteは、尿解析に特化した自社検査センターで検査を行い、栄養素毎の推定吸収量を計測することが可能な一方、約1週間程度の期間が必要だった。さらに研究開発を進め、VitaNoteで蓄積されたデータ解析からビタミン・ミネラル・食事バランスを反映する複数の尿中バイオマーカーの同定に成功。この技術を応用して、即時に、ワンコインでできる手軽な栄養検査を実現したという。

VitaNote Quickの開発、誕生の背景にはもう一つ、創業の原点でもある開発途上国の栄養課題の解決に寄与したいという想いが込められているという。物流インフラの充実や検査センターを必要とするVitaNoteではリーチ困難な開発途上国で、検体の輸送を必要とせず、世界中で急速に普及するスマートフォンを活用した検査を実現することは同社の悲願だった。今後は、VitaNote Quickで実現した技術を元に、開発途上国を始め海外での栄養検査・改善事業の展開を視野に入れて事業を推進していくとしている。

生活の中に溶け込むスマートフォン。その拡張性の高いプラットフォームはECビジネスを展開する上でも重要なデバイスとなっているが、同社のソリューションも、まさにその基盤を活用したものとなっている。アプリを通して栄養という切り口で切り込む同社のビジネスが世界の舞台で課題を解決する、その未来の姿に期待したい。

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