若年層女性の大半がSNSでメイクの情報収集。コスメのEC利用に関する調査【テスティー調べ】
株式会社テスティーは、若年層を対象に調査した結果を発信する「TesTee Lab」において、10〜30代の女性4,404名を対象にコスメのEC利用に関する調査を実施した。
コスメの情報収集はSNSで。7割が口コミやレビューを重視
コスメ利用者の10〜30代の女性4,404名を対象にコスメの購入場所を聞いたところ、どの年代も「ドラッグストア」が第1位となり、利用者は8割を超える結果になった。
年代に関わらず、ECサイトの利用率は2割程度となったものの、年代が上がるにつれECサイトが購入先として占める割合は高い様子が見受けられる。
そこで、「ECサイト」利用者を対象に、商品ページで重視してチェックする情報を聞いたところ、全年代で「商品の口コミやレビュー」と回答した人が7割という結果になった。
コスメに関する情報入手場所を聞いたところ、全年代で「SNS」と回答した人が最も多く半数を超える結果に。
情報収集はInstagramが主流。「それ、わたし調査します」
「それ、わたし調査します」のオウンドメディアでは、コスメ利用者の10〜30代女性949名を対象に、SNSの利用とコスメに関する調査を実施。
各SNS利用者のうち「SNS」を利用して情報収集をすると回答した人を対象に「コスメの情報を入手するSNS」を尋ねたところ、いずれの年代においても「Instagram」が最も多いことがわかった。
次いで、10代ではYouTube、20代ではTwitter、30代ではLINEが続きInstgram以外では年代で差が出ている。
続いて、「SNSの広告がきっかけで商品ページやブランドサイトを見た経験はありますか?」と尋ねたところ、全年代でおよそ6割の人がSNSの広告がきっかけで商品ページやブランドサイトを見た経験があることがわかった。
また、SNSの広告を見た後に商品を購入した経験では10代、20代では「(SNSで見かけた後に)店頭購入」をしたことがあると回答した人が4割、30代では「(SNSで見かけた後に)EC購入」の購入経験が他年代に比べて高い傾向が伺えた。
ググるはもはや死語なのか
コスメに関しては情報収集の場はSNSがメイン。Googleやヤフーなどで検索することは少なくなっているのだろう。(当たり前だがSEOをサボっていいわけではない)
ただ一昔前のようなSEO対策の時ほど、SNSに注力しているブランドは多くない。SNSが主戦場になっている今、迅速にSNSを強化することが求められることは今回の結果を見ても自明の理だろう。
その中でもコスメは他ブランドとどうしても色合いや訴求ポイントが似通ってくる。日々、地道に情報を発信して堅実にファンを獲得していくコミュニケーションを行うなど、積み重ねが物を言う場でもあるSNS。自社の訴求ポイントはきちんと目的に紐づいた発信ができていますか?