ライブコマースなどECにおけるデジタル化をサポート ピアラ社とSingulaNetの資本提携で商品開発からD2C支援までワンストップで提供へ
株式会社ピアラ(本社:東京都渋谷区、代表:飛鳥貴雄、以下当社)は、SingulaNet(シンギュラネット)株式会社(本社:東京都港区、代表:町浩二、以下SingulaNet)と資本業務提携を締結した。
ピアラ × SingulaNet
「ヘルスケア・ビューティ・食品」領域でKPI保証サービスを展開するマーケティングコミットカンパニーであるピアラ社は、2020年7月17日にブロックチェーン事業の開発を行うSingulaNet社と資本業務提携を締結し、次世代型ITサービスの開発を開始することを公表した。
同社は通販事業者の成長を促すべく、独自のデータ及びテクノロジーとコンサルティングでマーケティング支援をKPI保証型で行っている。一方のSingulaNetは、安全で利便性の高い次世代インターネットサービスを展開するため、金融システムをはじめとした最先端のブロックチェーンを応用したトータルソリューションを提供している企業だ。
ライブ配信などECにおけるデジタルマーケティングを支援へ
同社は、SingulaNetと資本業務提携することで、新たにライブ配信やギフティング(投げ銭)、デジタルコンテンツの提供などの仕組みを備えた、エンタメ領域などにまで広がる次世代型サービスを提供することになるという。ピアラ社は、これまで行ってきたヘルスケア、ビューティ、食品領域のマーケティング支援に加え、昨年から開始した、独自の悩み別データベースを活かした、商品企画プロデュースを行う「BEATMAKER(ビートメーカー)」も新サービスに組み合わせることで、商品開発から事業シミュレーション、マーケティング活動、D2Cまでをワンストップで対応することができるとしている。
ウィズコロナ時代の中で新しい生活様式が求められている。そこでは、これまで以上にITを駆使したサービスが重要だ。同社は、設立以来行ってきた通販事業者のマーケティング領域でも、魅力的な商品開発やECに必要な基本機能、当社独自のマーケティング分析に加えて、これからは消費者と相互コミュニケーションなど、新たな仕組みが必要と考えているようだ。そして、複雑化する仕組みの中で、ユーザーログが改ざんできないSingulaNetのブロックチェーン技術を導入することで、デジタルコンテンツ等の著作保護に寄与するものとみられる。
デジタル化に関する課題を解決
今回の公表に際し、ピアラ社では次のように述べている。
「今後開発予定の次世代型ITサービスでは、これらをすべて実現すべく、複合的なものとなります。そして、企業だけではなく、さまざまなジャンルのインフルエンサーや、知識や技術などを発信できる個人までもが健全に活躍できる場になる予定です。また、この新たな取り組みを行うにあたり、当社ではD2C支援事業をさらに強化し、8月からは専門部署も新設予定です。これまで以上にDX(Digital Transformation)を加速させていきます。株式会社ピアラは、これからも複雑化したマーケティングを無駄なく最適化し、ECマーケティングを行う企業が抱える課題を解決してまいります」
急速に市場におけるECへのニーズが高まっているが、それはデジタル領域におけるマーケティングやプロモーションの重要性が増すことも意味している。一方で、同領域においては、知見を有するEC事業者はむしろ少数であり、適切な支援が求められることになる。今回の提携は、まさにこうした潮流をとらえたものであり、各事業者の支援に期待がかかるところだ。