ecbeingが12年連続シェアトップに 国内ECサイト構築実績も1,300超へ

ECのミカタ編集部

株式会社ecbeing(イーシービーイング 本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:林 雅也、以下 ecbeing)は、2019年度において国内ECサイト構築実績1,300サイトを突破。富士キメラ総研社の発行する富士マーケティング・レポートによる、【ECサイト構築パッケージソリューション市場占有率調査】において12年連続シェアトップを獲得した。

ECサイト構築市場は355億円規模へ

同社によれば、2019年度のECサイト構築ソリューション市場規模は219億円となり、5年後の2024年には355億円に達する見込みだ。その要因として、多様なタッチポイントを経由しECサイトでの購買活動が増加しているほか、従来のEDIやFAXで行われていた企業間取引をECサイト化することで業務効率を図る動きが増加していることも市場背景としてあるという。

ECサイト構築ソリューション市場の事業ジャンルで見ると、昨年に引き続き「アパレル」の割合が最も多く、国内外問わず大手企業を中心にECサイト事業が行われている。アパレル業界では、実店舗との連携によるECサイトのオムニチャネル化、越境EC、ブランド別のECサイトなどECへの積極的な投資が行われている。

コロナ禍などによりECサイト市場全体が拡大する傾向にあるが、特に生活必需品である健康・美容関連品、食料品・飲料、娯楽系のサービス販売(主にコンテンツ)は「巣ごもり需要」が追い風となっており、市場拡大がさらに期待されているところだ。

アパレルのシェア51%、健康・美容は48.9%

アパレルのシェア51%、健康・美容は48.9%

そうした中、ECサイト構築ソリューション市場の中で、ecbeingのシェア率が前年より 2.5%アップし、2019年度は49.6%のシェアを獲得した。同社は、これにより12年連続シェアNo.1となることができたとしている。

パッケージ製品「ecbeing」、SaaS 型の「メルカート」の両面で新規ユーザーの獲得が進んだ結果だという。ecbeingの提供シェア率を業種別に見ると、アパレルは51%を維持し、健康・美容品関連は前年の2.5%アップの48.9%と大きくシェアを伸ばしている。

さらにecbeingはECサイト構築パッケージのみならず、EC関連のツール開発にも注力している。「Instagram」上に投稿された写真をECサイト内ページとの関連付けができる「visumo」、レビューに特化した専用サービス「ReviCo」、クラウド型 CMS「SiteMiraiZ」、ECと店舗のデータ統合をおこない多角的分析が行えるオムニチャネル統合ツール「Sechstant」とさまざまな関連ツールを提供中だ。

ECビジネスをワンストップで支援

今回の公表に際し、同社では次のように述べている。

「コロナの影響によって EC サイト業界は、『より事業拡大が進むサイト』と『停滞するサイト』に分かれ、競争環境の激化が顕著になるとみられます。そのような環境下においてECサイトの支持者ひいてはファンを増やし定着していくことが重要であり、ecbeingとしてはそのようなECサイト作りを上流の設計から下流であるサイト開設後の運営までワンストップで支援して参ります」

新型コロナウイルスによる感染拡大という新たなファクターも加わり、国内EC市場も激変と言える状況ともなっている。ますます高まる市場のニーズをとらえ、同社の進撃は、さらに加速することになりそうだ。

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