LINEを活用した時間制来館者システムが登場

ECのミカタ編集部

システム開発・運用、チケットシステムなどを提供する株式会社インフォメーションクリエーティブ(本社:東京品川区/JASDAQ4769)が、LINEで日時指定チケットの販売ができる「時間制来館者システム」のサービス開始について公表した。

コロナ禍に対応した日時指定入場管理システム

同社は今年に入り、新型コロナウィルスの影響で、公演・イベントの延期や中止、入場規制等が相次ぐ中、「日時指定の入場管理システムはないか」といった内容の問合せが寄せられ、この状況下で同社が開発・提供できる入場管理システムはどのようなものだろうかと検討を重ねてきたという。

現在、同社が取り扱っている、LINEと連携した座席指定ができる「チケットfor LINE Hybrid」が好評を得ており、このLINE機能に再注目をしたそうだ。ユーザーと強いつながりを持つLINEのプラットフォームの特性を活用し、日時指定入場チケット販売の開発に乗り出すことにしたのだ。

システムの特徴

システムの特徴

同社がまとめる新システムの特徴は次の通りだ。

◆日時指定の予約システムが手軽に導入可能

初期費用0円、月額固定なので予想外のコストを抑制する

◆チケット購入者や友だち登録したユーザーに新着情報を配信

コロナによるイベント延期や営業時間変更等の情報や新着イベント、お得なお知らせも通知できる

◆各時間帯の人数制限機能付き

運営側で時間枠ごとに入場人数を管理することで、混雑緩和、ソーシャルディスタンスの確保ができる

◆購入からチケット受け取り、入場までスマホだけで完結

スマホに送られてきたQRチケットを読み取ることで、非接触入場が可能

ウィズコロナ時代の、新たなつながりをアシスト

今回の公表に際し、同社では次のように述べている。

「コロナの影響で安全を確保する為、お客様との距離を保つ社会となりました。『安心・安全』を前提に、LINEを使って新しい情報をいち早くお客様に伝えることができる唯一のチケットシステムであり、博物館、美術館、動物園ほか、公共・文化施設のイベントなど…ジャンルを問わず入場管理が必要な全ての施設に活用できます。当社のチケットシステムを利用することで、“お客様とつながりやすい環境”をご提供できればと思っています」

このように、いまや欠くことができないコミュニケーションツールであるLINEプラットフォームを活用したソリューションとなっている。既存のプラットフォームであり、かつユーザーはスマートフォンから利用できることから、よりスムーズな導入が見込める。一方で、同ソリューションがECにおいて、どう適用できるかは未知数だが、オムニチャネル施策等における、リアルイベントなどでの入場管理などには、有用性の余地もあるのかも知れない。

ECのミカタ通信19号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事