しまむらが初の直営ECサイトオープン 受け取り方法は複数用意
カジュアル衣料大手のしまむらは10月1日、初の直営オンラインストアをプレオープンした。店舗で扱う商品のほか、毎週50種類以上の新作商品を加える。「店舗受取り」と「自宅配送」を用意し、消費者のニーズに対応した。7日にグランドオープンする。
店舗にない商品も取りそろえ
オンラインストアでは、しまむらのプライベートブランド「CLOSSHI」シリーズや店舗と同様の商品のほか、オンライン限定の商品も置く。
受け取り方法は「店舗受け取り」と「自宅配送」が選べ、店舗受け取りでは、既存の店舗配送の物流網を利用し送料無料。店舗で会計する。自宅配送は500円(税抜・大物の場合は1,000円)で、決済はオンラインでのクレジット決済となる。
また、毎週50種類以上の新作商品を置き、店舗で取り扱っていないカラーやサイズ、インフルエンサーコラボ商品やキャラクターコラボ商品などをそろえる。今後、「バースデイ」や「アベイル」といったしまむらの別ブランドの店舗も、オンラインで展開するほか、予約販売や決済手段の多様化といった機能を順次アップデートする。
実店舗とオンライン連携加速
しまむらは2018年に「ZOZOTOWN」内に出店したが、翌年に撤退した経緯があり、今回の直営オンラインショップは「外せない」取り組みになる。
新型コロナウイルスの影響で実店舗の売り上げが落ち込むなか、各企業は軒並み実店舗とオンラインの連携を求められている。「ユニクロ」に次ぐアパレル2位のしまむらの行方に注目が集まっている。