パナソニックがサブスクにも対応した公式ショッピングサイト『Panasonic Store Plus』をオープンへ

ECのミカタ編集部

パナソニック株式会社は、公式ショッピングサイト「Panasonic Store Plus」を新たにオープンすることを公表した。

家電のサブスクサービスも提供

パナソニック株式会社は、パナソニック コンシューマーマーケティング株式会社(以下、パナソニック)が運営する新たな顧客体験価値を提供する公式ショッピングサイト「Panasonic Store Plus(パナソニックストア プラス)」を、2020年12月7日にオープンすることを公表した。同サイトでは家電のサブスクサービスも提供されるという。

近年、EC市場をはじめ、さまざまな業態や規模の事業者から多彩なサブスクリプションサービスが提供しているが、ついに国内の大手家電メーカーからもサブスクリプションに対応したECサイトが開設されることになる。

サブスク第一弾は、スチーマーとペットカメラ

サブスク第一弾は、スチーマーとペットカメラ

「Panasonic Store Plus」では、家電商品の販売の他、新たなサービスとして、「使ってみたいが使いこなせるか分からない」「購入したが使いこなせない」「効果があるのかまず試してみたい」といった声に対応した、サブスクリプション型の定額利用サービスも提供されるという。

定額利用サービスの第1弾は「スチーマー ナノケア定額利用サービス」と「ペットカメラ定額利用サービス」となる予定とのことだ。同社では、継続的なサポートを通じ、顧客とつながり続けるサービスを目指すとしている。

大手家電メーカーも「モノからコト」へ

昨今、デジタル化の進展と、顧客の消費志向のモノ価値からコト価値への変化、またモノを持たずにシェアする志向の高まりなどを受け、ECサイトとしても、デジタル顧客接点上で新たな体験価値を提供する必要性が増している。

その上で同社は、パナソニック商品を通じて快適なくらしづくりをサポートする会員サイト「CLUB Panasonic」とも連携し、同社が目指す「理想のくらし」実現に向けた、特別なサービスや体験を提供していくものとみられる。パナソニックは「Panasonic Store Plus」を通じて顧客体験の向上をはかり、その価値を高めて行くことになりそうだ。

またこれまでD2Cやサブスクリプション型のサービスについては、スタートアップや中小事業体が市場に斬り込んで行くための、ひとつの切り札ともなっていたが、大手の家電メーカーも参入することになり、より一層、ビジネスの成功に向けた取り組みも必要となるだろう。

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