おすすめヒートマップツールを徹底比較!基本知識から選び方まで解説

ECのミカタ編集部 【PR】

ECサイトを運営する上で、ユーザー行動を最適化しコンバージョンを増やすためにWebページのコンテンツの良し悪しを可視化できるのがヒートマップツール。しかしいざ導入しようとすると、どんな種類や機能を兼ね揃えたヒートマップツールを選べばいいのか悩みますよね。

そこで、ヒートマップツールの種類や選ぶ上でのポイント、ヒートマップツールのメリット・デメリットをご紹介しています。ただのご紹介ではなく、実際ヒートマップツールの使い方や分析法まで詳しく解説するので、実践的にイメージできるような内容となっています。また最後におすすめのヒートマップを比較しながらご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 

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<目次>
 ・ヒートマップツールとは?
 ・ヒートマップツールの機能
 ・ヒートマップツールのメリット・デメリット
 ・ヒートマップツールを選ぶポイント
 ・【使い方】ヒートマップツールを用いた分析法
 ・ヒートマップツールはLP改善に有効?
 ・Googleアナリティクスのデータと整合性が取れているヒートアップツールをご紹介!
 ・【比較】ヒートマップツール5選徹底比較!

ヒートマップツールとは?

ヒートマップとは、ユーザー行動が直観的に理解できるようにするユーザー解析ツールです。具体的には、ページを訪れたユーザーの行動データを赤、黄色、緑、青などの色で分類することで、ページ内のどこでクリックした頻度が多いのか、どこまでスクロールしたのかなど視覚的に見分けることができ、ユーザー行動を分析することができます。

また、数字データとして得られるGoogle Analyticsとは異なり、色で視覚的に結果を把握することができるので初心者にも使用しやすいところがポイントです。

ヒートマップツールの機能

現在ヒートマップは各社からリリースされておりそれぞれ特徴がありますが、基本機能は変わりません。

そこで、共通している以下の3機能についてご紹介します。
  
①熟読エリア
②終了エリア
③クリック位置

熟読エリア

アテンションヒートマップでは、ページのどこの箇所がよく読まれているのか、色を用いて可視化することができます。

ユーザーがスクロールを止めた場所の平均滞在時間を記録し、赤色の場所がよく読まれている箇所であり、緑色、青色と寒色になればなるほどユーザーに熟読されていない箇所になります。

終了エリア

スクロールヒートマップでは、ページのどこまで読まれていて、どこで離脱してしまっているのかを可視化することができます。

ページを読みに来たユーザーの何%が、その箇所まで残って読んでいるのかを確認することができます。

クリック位置


クリックヒートマップでは、ユーザーがどこの位置をクリックしているのか可視化することができます。クリックされた割合が多い箇所ほど、赤色になり、クリックされた割合が少ないほど、緑色になります。

制作者の意図通りに、リンクやボタンなどの付近でクリックされているか、誤クリックの発見にもつながります。

ヒートマップツールのメリット・デメリット

ここでは、ヒートマップツールのメリット・デメリットを解説していきます。

ヒートマップツールのメリット


①ページ単位でのサイトの修正点がわかる
②ユーザーの知りたい情報から、ユーザーがほしい情報にたどり着きやすいサイトに修正できる

ページ単位でのサイトの修正点がわかる


ヒートマップツールは、ページ内のどこで離脱が多く、どこが多く閲覧されているかというユーザー行動が可視化できるため、ページのどこに改善点があるかを知ることができます。例えば、Googleアナリティクスなどでは、離脱率の数値データはわかりますが、何割のユーザーがページのどこまで読んでどこで離脱したのかを知ることはできませんが、ヒートマップツールであれば離脱ポイントと各地点の離脱の割合を確認することができます。

ユーザーの知りたい情報から、ユーザーがほしい情報にたどり着きやすいサイトに修正できる


ユーザーの目線を追うことで、どの情報をページの上部に設置すべきか、どのコンテンツをより充実させるべきかがわかります。例えば、クリックエリア分析で画像がクリックされていれば、ユーザーはその画像の内容をより詳しく知りたいと思っていることがわかるため、構成順を変えることやユーザーがよく閲覧している部分の情報を充実させることで、ユーザーの満足度を向上させることができます。

ヒートマップツールのデメリット


①解析結果の原因究明をする必要がある
②正確なユーザーの心理まではわからない

解析結果の原因究明をする必要がある


ヒートマップツールで判明する問題点は、あくまで仮説であるという点です。そのため、その仮説が正しいかどうかを、検証する必要があるのです。仮説の検証には、ABテストやGoogleアナリティクスなどによる分析が必要ですので、ヒートマップ分析を行う際には、必ず併せて活用していきましょう。

正確なユーザーの心理まではわからない


ヒートマップツールはあくまで行動データの結果であり、そこまでに至ったユーザーの意図や心理まではわかりません。なぜなら、熟読エリアで商品情報の部分が赤いからといって、商品情報を閲覧している際のユーザーの感情が必ずしもポジティブだとは限りませんためです。そのため仮説の検証には、アクセス解析やユーザーテストなどで行うことが重要になってきます。

ヒートマップツールを選ぶポイント

ここまでヒートアップツールについて、機能やメリット・デメリットなど詳しくお話ししてきましたが、多くの種類のヒートマップツールが存在している中で選ぶのは大変ですよね。そこで、ヒートマップツールの選び方のポイントをご紹介します。

選び方のポイントは以下の5つです。

ポイント①:サイトに必要なヒートマップの機能や価格のものを選ぶ
ポイント②:コストとのバランス
ポイント③:データの保持期間や可能なページ数を確認して選ぶ
ポイント④:充実したサポート体制があるツールを選ぶ
ポイント⑤:無料トライアルのあるものを選ぶ

いずれもサイトの訪問者の動きを測定できる機能です。
ヒートマップで何を知りたいかを明確にして、メインで使いたい解析機能をきちんと選定しておくと、ヒートマップツールも選びやすくなります。

ヒートマップ以外の機能


・A/Bテスト
・ユーザーの動きの録画
・エントリーフォームの離脱箇所の分析機能

上記以外にもさまざまなコンテンツマーケティングのツールと連携できるヒートマップツールがあります。ヒートマップ機能以外も合わせて分析することで、よりユーザーの行動心理を推測しやすくなります。

ポイント②:コストとのバランス


各社からリリースされているヒートマップツールは、コストのかかり方がさまざまです。実際、機能や制限に応じて、無料から数十万円以上かかるものまであります。欲しい機能や現状の自社サイトのPVなどからおおよそのコストを算出し、費用対効果を考えてヒートマップツールを選ぶ必要があります。

ポイント③:データの保持期間や可能なページ数を確認して選ぶ


ヒートマップツールには、解析可能なページ数やデータの保存期間、PVに制限が設けられています。無料で使えるツールには、ほとんど制限がついています。そして、解析できるページ数や保持期間はツールによって異なってきます。

よって、自社サイトのページ数やデータを保持したい期間を考えて、ヒートマップツールを選ぶ必要があります。

ポイント④:充実したサポート体制があるツールを選ぶ


ヒートマップツールによっては、導入後に受けられるサポートが異なります。ヒートマップの導入がはじめての場合は、疑問点やトラブルの解決方法を日本語で行えることが大きな安心感につながるため、海外ツールよりも日本語に対応しているツールを選ぶことをおすすめします。

また、サービスによっては操作方法の他にも、ヒートマップの結果をもとにコンサルティングを行ってくれるサービスもあるので、ヒートマップ初心者の方は視野に入れてみるといいでしょう。

ポイント⑤:無料トライアルのあるものを選ぶ


ヒートマップの種類によって、契約期間が長いツールがあります。失敗や使いにくさのリスクを少なくなるため、無料トライアルでお試しできると安心です。

【使い方】ヒートマップツールを用いた分析法

ではここから、実際にヒートマップツールを用いて実際どのように分析するのかについて説明していきます。このほかにも分析法はあるので、必要な分析項目をまずは整理してみることから始めましょう。

・ファーストビューの見直し
・注目度の高いコンテンツの構成順序を変える
・無駄クリックのチェック

ファーストビューの見直し


ページのトップでもあるファーストビューですが、このファーストビューの枠の高さや、文言によってユーザーが興味関心の度合いが変わります。もし、ヒートマップツールにより、ファーストビュー以降サイトからのユーザーの離脱率が大きい場合は、思い切ってファーストビューのデザインや変更をするといった解決策が出てきます。

このような場合、まずキャッチコピーだけを変えて「最もスクロールしてもらえるキャッチコピーはどれか?」というA/Bテストをすることです。テストの結果、ユーザーに刺さるキャッチコピーが何かを把握したうえで、それ以降の制作を進めることができ、ページの改善ができます。

注目度の高いコンテンツの構成順序を変える


ヒートマップツールにより、読まれているページやクリックにより、コンテンツごとに注目度を分析することができます。もし仮に注目度の高いコンテンツがページの下の方にある場合、ページの上の方に持っていくことでそれ以降のコンテンツのスクロール到達度が上がり、コンバージョン率が上がる可能性があります。

無駄クリックのチェック


ヒートマップツールには、クリックした場所を計測して表示する機能があるものがあり、無駄クリックがどこで発生しているのかを視覚的にわかります。また、リンクでない箇所がクリックされる「勘違いクリック」も計測することができます。

たとえばデザイン上、ボタンでないのにボタンのように見える箇所を勘違いしてしまい、勘違いクリックが発生してしまうことがあります。勘違いクリックはユーザーのストレスを生み、コンバージョンの確率を下げる原因になりかねないので、取り除いておきましょう。

ヒートマップツールはLP改善に有効?

Webマーケティングの集客効率を高めるためには、LP(ランディングページ)の分析・改善は欠かせません。しかし、ランディングページは構成要素が一般的なサイトよりも多く、どこがボトルネックになっているのかなど、問題点を探すことが難しい傾向にありますが、ヒートマップツールを有効に使うことでこの問題の解決に役立てることができます。

そこでLP分析に最低限必要なヒートマップツールについてご紹介していきます。

クリック位置


ヒートマップツールによって、クリックのされやすい箇所がわかります。ユーザーはアクションを起こすか否か、その商材やサービスが良いと判断したタイミングで、コンバージョンを起こしていることが多いです。つまり、多くのクリックが集まっているコンバージョンボタンの直前に配置してあるコンテンツが、ユーザーのコンバージョン獲得に貢献しているコンテンツであると捉えることができます。

アテンション(興味度)


ヒートマップツールによって、ページの滞在時間がわかります。滞在時間が極端に短く、ほとんどのユーザーが読み飛ばしているコンテンツがある場合、そのコンテンツの内容がユーザーのニーズとマッチしていない可能性があるので、注目度の低いコンテンツは、思い切って削除してみるのも一つの手です。

これは、ランディングページはただ伝えたい情報を伝えることが目的ではなく、あくまでもコンバージョンの獲得が目的だからです。ランディングページの分析は、ページを深く分析し、コンバージョンを妨げている原因を1つ1つ明確にし、最適な解決策を実践することが最も重要です。

ヒートマップツールはあくまでもそれを手助けするツールの一つであることを念頭に入れ、しっかりとランディングページの課題と向き合っていきましょう。

Googleアナリティクスのデータと整合性が取れているヒートアップツールをご紹介!

Googleアナリティクスを使っているとき「ヒートマップツールがあったらいいのに」と一度考えたことはある人は多いと思います。無料で使えるヒートマップツールはいくつか出ていますが、Googleアナリティクスのデータと整合性が取れているツールですと利便性がありますよね。

現在のGoogleアナリティクス自体には、ヒートマップを表示する機能はありませんが、実はGoogleが提供している「Page アナリティクス」という別のツールを使えば、クリックヒートマップにかなり近い表示が可能になります!また、「Pageアナリティクス」はもちろん無料で利用できるので、気になる方はぜひ活用してみてはいかがでしょうか?

【比較】ヒートマップツール5選徹底比較!

ここまで、長くヒートマップツールについてご紹介してきましたが、最後におすすめのヒートマップツールを5選紹介します!

特徴や価格を比較しながらご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

・ミエルカヒートマップ
・ptengine
・User Heat
・SiTest
・Mouseflow

ミエルカヒートマップ

ミエルカヒートマップ

ミエルカヒートマップは、株式会社Faber Companyが提供しているヒートマップツールです。1万PVまでの分析ができ、キャンペーンによってはURL数の制限がなくなるなどのサービスが充実しており、無料でも十分活用できるのが特徴です。シンプルで使いやすいUIで、無料プランでもサポートを受けられるため初心者の方は導入しやすいでしょう。

ミエルカヒートマップの特徴


・PC、スマホ、タブレットと全てのデバイスに対応している
・日本語対応可能
・サポート:電話、メール、その他オンラインレクチャーがあるなど充実
・無料トライアル:1万PV、1ページまで
・有料プラン価格:9,800円/月~
・契約期間:半年または1年ごと

Ptengine

Ptengine

Ptengine は、全世界でユーザー数15万社以上が導入している次世代アクセス解析ツールです。ヒートマップ機能のほかにリアルタイムでサイトの状況を確認できるダッシュボードや、Webサイトのコンバージョンのプロセスがわかる機能があります。

スクロールヒートマップは搭載されていないですが、離脱率のデータ等をうまく組み合わせて確認することができます。そして、Optimizely連携で、ヒートマップを元にしたABテストが可能なこともPtengineの魅力の一つです。

Ptengineの特徴


・PC、スマホ、タブレットと全てのデバイスに対応している
・日本語対応可能
・サポート:ビジネスプラン以上のみ、オンラインサポートあり
・無料トライアル:1URL、3000PVまで
・有料プラン価格:14,800円/月~
・契約期間:1ヶ月または1年ごと

User Heat

User Heat

User Heat は、株式会社ユーザーローカルが運営する無料のヒートマップ解析ツールです。User Heatは、URL数無制限で30万PV、1000ページまで無料トライアルで測定でき、コスパがとてもいいのが特徴です。無料でヒートマップを導入したい方におすすめですが、サポート体制がないところは注意が必要です。

User Heatの特徴


・PC、スマホ、タブレットと全てのデバイスに対応している
・日本語対応可能
・サポート:なし
・無料トライアル:1000ページ、30万PVまで
・有料プラン価格:User Insight(有料ツール)50,000円/月~
・契約期間:お問い合わせください

SiTest

SiTest

SiTestは、株式会社グラッドキューブが運営し、ヒートマップだけでなく、アクセス解析、A/Bテストなども搭載されているので、サイトのUI/UX改善まで一連でできます。Sitestにはアテンションヒートマップがないため、スマホユーザーの興味箇所を正確に特定することは難しいですが、マウスフローヒートマップが搭載されておりPCユーザーが多いサイトであれば詳細に分析することができます。

また、サイト訪問者の行動をすべて録画して、あとから再生する機能が録画再生機能(セッションリプレイ)もあるのが特徴です。

SiTestの特徴


・PC、スマホ、タブレットと全てのデバイスに対応している
・日本語対応可能
・サポート:導入前後の無料サポートあり
・無料トライアル:お問い合わせください
・有料プラン価格:お問い合わせください
・契約期間:最低3か月~

Mouseflow

Mouseflow

Mouseflowはデンマークに本社を置くMouseflow社によって開発されたヒートマップツールです。ヒートマップ機能の他に、サイト内のユーザーの動きを録画して再生する「セッションリプレイ機能」が搭載されています。管理画面は英語ですが、公式サイトに日本語の解説動画がアップされているため、海外ツールの中でも使いやすいツールです。

Mouseflowの特徴



・PC、スマホ、タブレットと全てのデバイスに対応している
・日本語対応不可(ツール画面)
・サポート:日本語サポートでのサポートあり
・無料トライアル:500PV、1ドメインまで
・有料プラン価格:2,571円/月~
・契約期間:1ヶ月または1年ごと

まとめ

いかがだったでしょうか?
ヒートマップツールを正しく利用し、サイトの中身を改善することで、サイトの評価、コンバージョン率の向上につながります。ただし、ヒートマップツールで判明する問題点は、あくまで仮説であるため、その仮説が正しいかどうかをABテストやGoogleアナリティクスなどによる分析で検証することも並行して行っていきましょう。ぜひ自社サイトに合ったヒートマップツール選びの参考にしてみてくださいね!

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