メンズスキンケアブランド『BULK HOMME』がアメリカ市場に進出 米AmazonでのEC販売のほかリアルショップでも展開

ECのミカタ編集部

メンズスキンケアブランド「BULK HOMME」は、日本時間2021年2月15日よりアメリカでのEC販売を開始することを公表した。

ECの他、リアル店舗での販売を実施

メンズスキンケアブランド「BULK HOMME」(以下、バルクオム)(運営:株式会社バルクオム、代表取締役CEO:野口 卓也)は、日本時間2021年2月15日よりアメリカでのEC販売を開始する。また3月を目処に全米で展開する「Tokyo Central」ガーデナ店などバラエティショップ約20店舗での販売も予定する。

バルクオムは、2013年のブランドデビューより「メンズスキンケアブランド世界シェアNo.1」を掲げ、積極的に海外展開を促進してきた。アメリカは、世界でも最大級のメンズグルーミング市場という規模に加え、Eコマース文化も日本以上の浸透率がある。その為、海外展開をする上で欠かすことのできない市場であると同社は考えたようだ。なお今回のアメリカを含めアジア・ヨーロッパなど計11の国と地域への進出となる。

D2Cビジネスモデルのテストも行う

D2Cビジネスモデルのテストも行う販売製品一覧 (2021年2月10日時点での販売製品)

同社は、アメリカのアジアマーケットに対してデジタルマーケティングを中心に高品質という点を訴求していくものとみられる。またEコマースの浸透率が高いアメリカでは、日本と同じD2Cビジネスモデルのテストを行うとのことだ。

アメリカ市場で認知のない製品となるため、アメリカEコマースプラットフォーム随一であるAmazonの信頼度と知名度でオンライン販売を行い、より多くの消費者にリーチすることを狙うという。さらにタッチポイントの創出として全米で展開する「Tokyo Central」ガーデナ店などバラエティショップ約20店舗での展開を予定する。

米でのさらなるブランド認知・プレファレンス拡大を目指す

同社は、今後の展開として次のように述べている。

「まずはアメリカ国内でのブランドの認知拡大を目指し、オンライン・オフラインともにプロモーションを強化します。短期的なオフライン展開では日系人を中心としたアジアマーケットに向けてサンプリングやタッチアンドトライなどのプロモーションを実施し、メンズスキンケアの啓蒙およびブランド認知拡大による取扱い店舗の拡大を目指します。中長期的にはアメリカに住むすべての男性に向けてマーケティング活動を実施し、更なるブランド認知度、プレファレンスの拡大を目指します。そして最終的にはサブスクリプションビジネスの導入を検討していきたいと思います」

同社によれば、アメリカの調査会社「Research and Markets」によると、全世界のメンズグルーミング市場は2018年時点で年間約6兆5,000億円と推計。2024年には約8兆7,000億円に達すると予測されているという。

アメリカは約9200億円(2019年)と世界でも最大級のメンズグルーミング市場となっている。市場販売率の大多数はシェービング製品となるが、近年、アメリカではスキンケアを身だしなみの1つとして捉え、生活の一部に取り入れ始めているそうだ。

インターナショナルブランドがひしめき、厳しい競争が行われている一方、ビューティという市場に限らず、アメリカでは近親者からの口コミへの信頼度が高い市場という特徴もあり、同市場での快進撃となるか注目と言えそうだ。

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