ヤマトがクロネコマークを刷新 64年目で初の変更

ECのミカタ編集部

ヤマトホールディングス株式会社は、新しい「クロネコマーク」と、新たな価値提供を象徴する「アドバンスマーク」の使用を開始することを公表した。

初のデザイン変更

ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾裕)は、本年4月1日より新しい「クロネコマーク」と、新たな価値提供を象徴する「アドバンスマーク」の使用を開始する。

ヤマトグループは4月1日、各社の多様な経営資源を結集したヤマト運輸を中核とする、「新たなヤマトグループ」に生まれ変わるとしている。新マークは、これからの時代に求められるサプライチェーンの変革に向け、個人、地域の顧客をはじめ、法人の顧客の経営を支援するパートナーを目指す意思が込められている。

また、サステナビリティへの取り組みを強化し、社会インフラの一員として、社会課題を解決する物流のエコシステム創出を目指す、という新たなヤマトグループの意思と、ビジョンを表すシンボルだという。なお、64年間使用してきたクロネコマークは、1957年の制定以来、初のデザイン変更となる。

新デザイン

新しい「クロネコマーク」(企業シンボルマーク)

新設される「アドバンスマーク」

コーポレートカラー

社名ロゴタイプ

エッセンスを損なわず洗練させていく

デザイナーであり株式会社日本デザインセンター代表取締役社長である原研哉氏からは、次のようなコメントが出されている。

「物流が世界を変え始めている今日、ヤマトグループの未来をヴィジュアライズするお手伝いができたことを光栄に感じています。子猫をくわえて大切に運ぶ『クロネコマーク』は、日本人の共有財産のようなものであり、もはや環境デザインとも言える広がりのなかで、そのエッセンスを損なわず洗練させていくのに大きなエネルギーを要しました。一方、先端技術でひらく新事業や、既成概念にとらわれない物流プラットフォームを目指す『アドバンスマーク』を同時に提案させていただきました。潜在する価値を可視化していくのが私たちの仕事であり、この二つのマークに結実していく未来に、真摯に期待を寄せたいと思います」

ECをラストワンマイルで支える生命線たる物流の分野で、とりわけ存在感を示してきたヤマト運輸。今回の各種デザインの変更や新設は、同社の新体制と、その門出を象徴するものともなりそうだ。

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