AI物流ロボティクスのギークプラス、DHLとの業務提携により出荷効率が40%向上

ECのミカタ編集部

AI物流ロボティクスの株式会社ギークプラスは、DHLサプライチェーン株式会社との業務提携により、出荷業務効率が40%改善したことを発表した。

同社は2021年7月に、繁閑に応じて柔軟な運用を可能にするシェアリングサービスの提供開始も予定している。

DHLとの提携で出荷効率が40%向上

AI物流ロボティクスの株式会社ギークプラス(本社:東京都港区、以下「ギークプラス」)は、DHLサプライチェーン株式会社(本社:東京都品川区、以下「DHL」)とともに、倉庫作業におけるヒトとロボットの最適な協働の実現を目指している。

ギークプラスのロボットとDHLの社員がともに作業し、世界有数のコントラクト・ロジスティクス・プロバイダーであるDHLは、出荷業務効率を40%改善することに成功した。

DHLサプライチェーンの代表取締役社長、日本・韓国CEOであるヨンファ(アルフレッド)・ゴーは次のように述べる。

「私たちはロボットへの投資の最大化を目指していることから、継続的な生産性の改善のためにギークプラスとロボットシェアリングサービス契約を締結できたことは幸運でした。40%の生産性向上は、保守部品の交換や配送の受注から発送までの厳しい時間管理を実現するためにお客様に対し目に見える結果をただちにもたらしました。」

12か月間にわたる生産性データを回収・分析

DHLの国内最大級の保守部品倉庫に展開し、両社は、現行の最適化レベルを実現するため、ロボットや工程に微調整をかける前にロボットの稼働率を観察しながら、12か月間にわたり生産性データを回収・分析してきたという。

ギークプラスは、受注から発送までの厳しい時間管理、多種多様な商品サイズ・SKUや、DHLの既存の手作業工程などの需要を満たすためにロボット制御システムをカスタマイズし、AIとロボット技術を最大限に活用した。

ギークプラスのプロジェクトリーダーである顧 義祥氏は次の通りコメントしている。

「ギークプラスとDHLのユニークなコラボレーションにより生産性改善に効果のある領域が特定されました。これには、ロボット回転効率を最適化する出荷業務タスクの集約化と、荷扱い物量増加に対する出荷能力をロボットシェアリングサービスで補完することが含まれます。」

繁閑に応じたシェアリングサービスの提供も予定

新型コロナウイルスの影響によるEC出荷量の増加を受け、ロボットの生産性を一段引き上げたいとの要望も高まりつつある。

ギークプラスは、2021年7月に、繁閑に応じて柔軟な運用を可能にするシェアリングサービスの提供開始も予定しているという。

EC市場の拡大も手伝って、人手不足が常態化している物流業界では、ロボティクスの活用が一般的になりつつある。

とはいえ、ロボットを使うのが人間である以上、単にロボットを導入すればいいというものではなく、取り扱う商品の特性や繁閑などに応じ、ヒトがロボットを使いこなす仕組みを確立することが重要である。

物流業界における世界的なリーディングカンパニーであるギークプラスとDHLの協業は、今後も新たな物流のスタンダードを作っていくだろう。

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