Amazonが東京商工会議所に入会 中小EC事業者の国内外での成長を支援

ECのミカタ編集部

Amazonは、東京23区内の商工業者会員で構成される東京商工会議所に入会したことを発表した。会員企業との連携を通して、日本の中小企業の国内外における成長への取り組みを支援するという。

Amazonが東京商工会議所に入会

Amazon(所在地:東京都目黒区)は、東京23区内の商工業者会員で構成される民間の総合経済団体である東京商工会議所に入会したと公表した。

今回の東京商工会議所への入会は、東京商工会議所がスローガンに掲げる「中小企業の再生による日本経済の成長力底上げを」の実現に向け、会員企業との連携を通して、東京商工会議所の中小企業の成長支援への取り組みに貢献していくためのものだという。

今後、Amazonは中小企業のECを活用した日本国内および海外での販路拡大に向け、Amazonでの出品サポートや、日本各地の特産品など魅力的な商品をより多くの消費者に紹介する施策を強化していく構えだ。

「EC活用支援パートナー制度」登録も

Amazonは2021年3月、中小企業のECやITの活用による販路拡大や生産性向上を支援するため、独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営する「EC活用支援パートナー制度」にも登録している。

中小企業のさらなる成長機会の創出へ

Amazonの入会について、東京商工会議所は次のように述べている。

「世界有数のECサイトであるAmazonの日本法人、アマゾンジャパンが新たに東商に加入いただくこととなり、大変嬉しく思っています。アフターコロナに向けた中小企業のデジタル化による経営改善と事業成長の加速は重要な経営課題です。すでに同社には昨年、中小企業のための越境ECセミナーを共催頂くなど、中小企業の海外販路開拓にご支援を頂いておりますが、今後も東商の活動に積極的にご参画頂き、中小企業の国内外の販路開拓や生産性向上に貢献して頂くことを大いに期待しております。」

アマゾンジャパン セラーサービス事業本部 統括事業本部長のジヤ・ゲンチェレン氏は、下記のコメントを寄せた。

「東京商工会議所に入会することで、中小企業やスタートアップのさらなる成長の機会を創出するという使命に貢献できることを大変嬉しく思います。Amazonは日本の中小規模業者様の国内および海外におけるECにおける成長を支援してまいります。」

中小企業や個人事業主の会員が多い東京商工会議所にAmazonが入会するというのは、関係者にとってはビッグニュースだ。地方に比べると、大都市では商工会議所の存在感が薄れる傾向にあるが、Amazonの加入によって東京商工会議所の価値も高まると考えられる。

Amazonと東京商工会議所の会員企業との取り組みを通して、どのような成功事例が生まれるのか、大いに注目だ。

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