ノーコードのスキルシェアプラットフォーム『NOCODO』α版Ver.が2リリース
NoCode(ノーコード)/LowCode(ローコード)事業を展開する株式会社プレスマンは、ノーコードスキルシェアプラットフォーム『NOCODO(ノコド) 』α版Ver.2のリリースを、2021年5月17日(月)に行った。
先行登録での手ごたえ
同社は。2021年2月下旬より先行登録を開始していた、ノーコードのスキルシェアプラットフォーム『NOCODO(ノコド)』のα版Ver.2を、2021年5月17日(月)にリリースした。先行登録段階で、ユーザ登録が約600名、ノーコードスキルを販売するショップ登録が約50ショップ、ノーコードに関する商品登録が約40商品集まっているという。
またNOCODO(ノコド)では、今後、ノーコード人材によるスキルシェア(スキルの商品化)だけでなく、ノーコードに関する需要側からマッチング依頼・募集(ノーコード周辺人材の採用募集、案件の依頼募集、etc)ができる環境を整えていくとしている。
ECやアプリの他、「3D×ノーコード」も視野に
第一弾の実験(マッチングβ)として、「大規模ノーコードECソリューション案件の事業拡大に伴い、パートナー人材を募集」が開始される。株式会社プレスマンでは、「ノーコードEC×SNSマーケ×BI×デザイン、etc」のノーコードスキル人材が複数在籍しており、現在、大規模・中規模のクライアントから、大規模なECソリューション案件の依頼を受けている。
さらなる事業拡大に伴い、NOCODO(ノコド)の「マッチングβ」の実験も兼ねて、パートナー人材も募集する意向とのことだ。NOCODO(ノコド)はまた、ノーコードの様々な発展可能性、多様な市場との掛け算を起こしていくプラットフォームを目指しているという。そのため、ノーコードによるECやアプリ制作に限らず、「3D × ノーコード」の可能性等も視野に入れる。
特に、「Roblox(ロブロックス)」は、アメリカの小中学生(16歳以下)の半分以上がユーザとなるUGCプラットフォーム(ユーザがコンテンツを生成し、ユーザにも収益が還元される)であり、ノーコードでもある程度3Dのゲーム制作が可能となっており、同社はそこに着目している。早速、NOCODO(ノコド)のスキル商品でも「Roblox」に関する講座商品の出品を受けており、今後日本でもRobloxを通じた「3D × ノーコード」を広げていきたいとしている。
Shopify躍進の裏にもノーコードが
そもそも“NoCode(ノーコード)とは、プログラミング/コードを書かずにアプリやサービスを作れる概念のことを指す。近年ではHP制作などに限らず、EC制作やアプリ制作もノーコードで可能になってきている。IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社は、「2024年までに従業員1,000人以上の企業において、従業員の30%がローコード/ノーコードプラットフォームを活用してアプリケーションの開発や業務の自動化を担うようになる」と予測。
背景としては、ノーコードでEC制作が可能な "Shopify" が米国のECシェアで“巨人”アマゾンに続く2位(4分の1)の規模となったり、コードレスのクラウドデータベースと言われる "Airtable" がシリーズEで約290億円調達し、評価額は約6300億円になるなど、次々とノーコード開発環境が成長し、充実しているといった背景があるようだ。ECを支えるシステムやプラットフォームでも広がるノーコード。同社の取り組みによって、日本でもさらなる広がりがもたらされそうだ。