コロナ禍1年、通販で売れたもの・売れなくなったものランキン「BUYMA」での消費者動向を発表

ECのミカタ編集部

株式会社エニグモ(代表取締役最高経営責任者:須田将啓 本社:東京都港区、東証第一部:証券コード3665)が運営する、ファッションメディア「STYLE HAUS(スタイルハウス)」は、同社が運営するスペシャルティ・マーケットプレイス「BUYMA(バイマ)」において、この1年、新型コロナウイルスの影響で、通販で何が売れて何が売れなくなったかを調査した結果を公開した。

ここでは女性市場における「ファッション・ビューティー」と「ライフスタイル」のカテゴリーに絞ってランキングを見ていく。

ファッション・ビューティーで売れたモノランキングTOP5(女性市場)

【1位】マスク・ファッションマスク
一時国内でマスクの供給不足に陥った際、海外のブランドマスクに注文が殺到。またその後マスクの使用が定着し、ファッションの一部としてマスクを選ぶ人が増えると同時に、海外ファッションブランドから続々とお洒落なファッションマスクが登場し、売上を伸ばした。

【2位】PCケース・バッグ
コロナ禍でリモートワークが促進され、オフィスと自宅とで仕事をする二拠点勤務(デュアルワーク)をする人が増えたことで、ノートパソコンを持ち運ぶPCケースやパソコン収納可能なサイズ感のバッグ需要が高まった。

【3位】エコバッグ
2020年7月1日より全国でプラスチックのレジ袋が有料化に。それに伴い海外のお洒落なエコバッグが売れるようになった。また、エコバッグを清潔に保つために買い替えや複数持ちして、衛生面をケアしながらエコバッグを使う人も増えた。

【4位】フリースジャケット・スウェット
着心地が良く、ほどよくお洒落なフリースジャケット・スウェット。特にBUYMAで売れていたのがTHE NORTH FACE(ノースフェイス)でも韓国限定ライン「WHITE LABEL(ホワイトレーベル)」のRIMO(リモ)というフリースだ。さらっと着るだけでお洒落に防寒でき、日本国内のノースフェイスより手ごろな価格帯であることから、老若男女に大ヒットした。

【5位】キャップ・帽子
コロナ禍で、外出は近所のコンビニやス―パーぐらいという人も多くなっている。そんなときにヘアスタイルや寝癖など気にせず、サッとかぶるだけで簡単にカバーできるキャップ・帽子が重宝したようだ。

ライフスタイルで売れたモノランキングTOP3(女性市場)

【1位】ミラー・姿見
一人で部屋の中にいると思考が内向きになってしまいがちだが、鏡で等身大の自分を客観視することで、気持ちが明るくなったり、体形維持に精を出せたりと思考を外に向けることができることから、ミラー・姿見の需要が伸びた。また昨今の韓国雑貨ブームでSNSやInstagramでよく見かけるウェーブミラーがお洒落だと話題になったというトレンド要因も影響している。

【2位】キャンドル
コロナ禍で過去最高益を出した動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」のオリジナルシリーズで大ヒットを記録した韓国ドラマ「愛の不時着」で登場したアロマキャンドル「soohyang(スヒャン)」が話題となり注文が殺到した。またディオールやロエベをはじめとしたラグジュアリーブランドから次々とアロマキャンドルが売り出され、注目を集めた。

【3位】花瓶・植木鉢
在宅時間が続き、沈みがちな気持ちを癒すために花を飾るという女性が増えた。ミラー・姿見同様、SNSで韓国雑貨が盛り上がり、日本では見かけないお洒落なデザインの花瓶・フラワーベースが5,000円前後と手ごろな価格帯で買えるとして人気が高まった。

コロナ禍1年で売れなくなったモノランキングTOP5(女性市場)

【1位】スーツケース・トラベル小物
スーツケースやパスポートケースなどのトラベル・旅行グッズは需要が激減。逆に海外へ行けないフラストレーションを通販で埋めようとする人が見受けられ、海外限定のバッグや財布、現地でしか買えない日用品やファッション雑貨などが売れた。

【2位】制汗剤
夏になると伸び率が上がる制汗剤・デオドラントは、外出する頻度が減ったことで低迷した。

【3位】パーティー・ウェディング関連
冠婚葬祭などのオケージョン行事が減ったことで、招待客が着るドレスやワンピース、新婦が着る海外ブランドのウェディングドレスやパーティーシューズなどが落ち込む結果となった。

【4位】水着・ビーチグッズ
新型コロナウイルスがニュースになり始めた2020年4月頃はまだ先行きがわからず、夏に備えて水着を買う人は一部見受けられた。ところが、スイムウェアの繁忙期(5月~7月)になると、海水浴やプールへ足を運ぶ人は少なく、水着やビーチグッズの需要が下降した。

【5位】ファンデーション・リップ
外出時は必ずマスクを付けるようになったことで、マスクに触れて落ちてしまうファンデ―ションやリップなどのメイクアップ化粧品・コスメの売上が落ち込んだ。例外的に、エルメスの無色透明のリップバームはマスクに付いても色落ちすることがなく、香りが良いとして注文が増えた。

この調査結果を見ると、改めてコロナ禍が消費者の行動と生活様式を驚くほど大きく変えてしまったことがわかる。「売れたもの」「売れなくなったもの」の顔ぶれから見えてくるのは、急激な生活の変化に何とか対応しつつ、制約の多い日常の中でも楽しみや充実感を見出そうとする生活者の姿である。

コロナ禍で大きく変わった消費行動がコロナ後にどうなるか、注視したいところだ。

ECのミカタ通信21号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事