ヤマト運輸とエニグモ、越境EC匿名配送【BUYMA YAMATO】の提供開始

ECのミカタ編集部

株式会社エニグモ(本社:東京都港区、代表取締役最高経営責任者:須田将啓、東証プライム:証券コード3665、以下「エニグモ」または「同社」)は、米国ヤマト運輸株式会社(本社:アメリカ合衆国、代表取締役社長:水島浩之、以下「米国ヤマト」)、ヤマト運輸株式会社(代表取締役社長:長尾裕、本社:東京都中央区、以下「ヤマト運輸」)と連携し、エニグモの「BUYMA」において、「BUYMA YAMATO」の提供を開始した。

越境EC匿名配送サービス「BUYMA YAMATO」

エニグモは、米国ヤマト、ヤマト運輸と連携し、エニグモが運営するスペシャルティ・マーケットプレイス「BUYMA」において、越境EC匿名配送サービス「BUYMA YAMATO」の提供を2023年4月10日(月)から開始した。同社は、米国・カナダから日本向けの荷物を対象に開始し、今後、韓国など他エリアからの荷物にも対象を拡大・展開してくとしている。

サービスの概要

サービスの概要

同社がまとめるサービスの概要は次の通りだ。

◆越境ECでの匿名配送を実現し、個人情報を保護

送り状に出品者・購入者の氏名や住所を表示しないため、お互いの個人情報を相手に知られることなく、より安心した取引が可能。

◆「クロネコメンバーズ」との連携による受け取り利便性の向上

「クロネコメンバーズ」会員であれば、日本到着後に荷物の届け予定通知の受信や受け取り場所・日時の指定・変更など、海外から配送された荷物も宅急便と同様のサービスが利用可能。

◆出品者の送り状発行・運賃精算を一元化

これまで別途手続きが必要だった送り状発行や運賃精算がBUYMA上で完結するため、より簡単に出品が可能。

◆届け日数の短縮

システム連携により手続きが効率化し、米国・カナダから日本まで、従来5日以上かかっていた届け日数が最短4日に短縮される。

上記に加え、需要が高まっている家具などの大型ライフスタイル商品の梱包・配送・設置サービスや、全ての荷物の発送から届けまでの追跡機能など、幅広い商品を安心・安全に取引できる機能やサービスを提供しているとのことだ。

韓国など対象地域を拡大予定

近年、海外から商品をオンラインで購入する越境ECが拡大しており、BUYMAの会員数は1059万人を突破し、取り扱いブランド数は1.8万を超えているという。

一方、取引相手に個人情報が伝わることに不安を感じる利用者が少なからず存在することや、海外から配送される荷物は購入から受け取りまでの日数が長く、届け予定が分かりづらいなどの課題があった。

同社は今回、日本国内と同様に越境ECにおいても安心・安全で快適な顧客体験を提供することを目指し、越境EC匿名配送サービス「BUYMA YAMATO」の提供を開始したのだ。同社は今後について、韓国をはじめとする様々な国・地域からの発送へ「BUYMA YAMATO」を展開するとのことだ。

また、引き続き三社で連携し、出品者・購入者がより安心・安全で快適に越境ECを利用できる海外配送サービスを開発・提供するとしており、これからのサービス拡大にも期待がかかりそうだ。

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