orosyが出荷翌日に入金される新サービスを開始 

ECのミカタ編集部

株式会社スペースエンジン(本社:東京都千代田区、代表取締役:野口 寛士)は、同社が運営する「orosy(オロシー)」において、出荷翌日に売上金を入金する売上金早期出金サービスの提供を開始することを公表した。

サプライヤーとバイヤーのマーケットプレイス

株式会社スペースエンジンが運営する卸仕入れサービス「orosy」において、出荷翌日に売上金を入金する売上金早期出金サービスの提供が開始される。orosyは、オンラインブランドを中心とした各種商品のサプライヤー(製造元や保有元)と、高感度な商品の販売を希望するバイヤー(小売事業者)のマーケットプレイスだ。

サプライヤーは、商品の卸価格や条件をorosyに登録し、卸販売を開始できる。バイヤーはorosy内で商品を検索し、掲載された条件に従って、買取または委託(消化)で商品をスムーズに仕入れることができる。取引口座がorosyひとつにまとまり、掛金もorosyが100%保証、手間やリスクなく、卸仕入れの取引が可能だ。

3%の手数料を支払えば出荷翌日に入金

3%の手数料を支払えば出荷翌日に入金

orosyの通常の売上金入金サイクルは、受注日の翌々月10日に入金されるが、「売上金早期出金サービス」では、3%の手数料を支払うことで、出荷翌日に入金されるものとなっている。

また、「売上金早期出金サービス」は「既存取引先の受発注にorosyを利用した場合、通常10%の取引手数料が0円になるプログラム」との併用も可能とのことだ。

これにより、既存取引先バイヤーへ最大60日の後払いを提供したうえで、売上金は出荷翌日に出金でき、既存取引の入金サイクルの改善にもつながるとしている。

コロナ禍での資金繰りをスムーズに

同社では、「売上金早期出金サービスの実施背景」として次のように述べている。

「orosyをご利用いただいているサプライヤーの中には、法人向けの卸取引をメインに行なっている方々も多数いらっしゃいます。長引くコロナ禍の影響により、展示会の中止や取引先の支払い期日延長等、資金繰りを円滑に行うことは全社にとって最重要課題です。そこで『orosy』は、売上金早期出金サービスの提供により資金繰りが円滑になり、サプライヤーのみなさまが次の商品を製造できる環境作りをサポートいたします」

B2B ECプラットフォームとして、サプライヤーとバイヤーをつないでいるorosyが、今回新たに出荷翌日に売上金を入金する「売上金早期出金サービス」の提供を開始した。利用する事業者の資金繰り円滑化に寄与するマーケットプレイスとしても思い切った内容となっており、新型コロナウイルスによる感染拡大の影響によって経営環境の厳しさが増している事業者が多い中、力強い支援策ともなりそうだ。

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