【コロナ禍での中元に関する調査】「会えない人への挨拶代わり」が4割、コロナ禍でEC利用も増加
リンベル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:東海林 秀典)は、コロナ禍でのお中元について、全国のリンベルメルマガ会員約1800名を対象にインターネット調査を行い、その結果を公表した。
昨年のお中元の贈り先の数は一昨年と「変わらない」が75.0%
「一昨年(2019年)に対し、昨年(2020年)のお中元で贈り先の数はどう変わったか」を聞いたところ、75.0%の人が「変わらない」と回答。
「増えた」と答えた7.1%の人のうち、もっとも多かった贈り先は「親戚」、次いで「両親」「友人・知人」であった。
コロナ禍で人と会ったり帰省したりするのが難しかったことから、お中元を新たに贈った人もいたようだ。
一昨年と昨年でお中元を購入する場所が変わった人は22.4%
「一昨年(2019年)と昨年(2020年)で、お中元を購入する場所は変わったか」を尋ねると、22.4%の人が「変わった」と回答。
昨年お中元を購入した場所としては「その他ECサイト(27.2%)」と回答した人が「百貨店店頭(25.8%)」と答えた人を上回り、「百貨店ECサイト」は21.5%であった。コロナ禍においてお中元を通販で購入する人が増えたとみられる。
一昨年と昨年でお中元の金額は「変わらない」が8~9割
また、「一昨年(2019年)に対し、昨年(2020年)のお中元では、お贈りするお品の金額・予算が変わったか」を聞くと、「変わらない」と回答した人が8割~9割を占めた。
両親へのお中元のみ、「上がった」と答えた人が「下がった」と答えた人より多い結果となり、帰省ができず会えないぶん、少し良いものやこだわったものなどを贈る傾向がみられた。
4割が直接会えないから挨拶代わりにお中元を贈る
さらに、「お中元を贈る理由」について尋ねたところ、約4割の人が「直接会えないから挨拶代わりに」と回答。「コロナ禍で人と会うことが難しいかわりにお中元を」と考える人が多いことがうかがえる。
お中元は日頃お世話になった相手に贈り、感謝の気持ちを表すもので、「自分の両親など身内に贈るのは他人行儀」と考える人もいる。一方で、あまり堅苦しく考えず、「ギフトの種類が豊富な中元期に、遠方に住む親しい相手に挨拶代わりに贈り物をする」という人も増えているようだ。
EC利用の増加など、時代の流れやコロナ禍で、お中元のあり方にも変化が生じているのかもしれない。