アドレポ、広告運用の成果分析・改善提案を自動出力できる新機能をリリース 独自技術で考察作成時間8割減
株式会社イルグルム(本社:大阪府大阪市北区 代表取締役:岩田 進、以下「イルグルム」)は、運用型広告レポート自動作成ツール「アドレポ」において、特許出願中の独自技術で広告運用の成果分析と改善提案を自動出力できる「スマート考察機能」の提供を開始したと発表した。
考察の自動出力でレポーティング業務を効率化
広告代理店における広告運用担当者の業務は多岐に渡っており、複数案件を同時に進行しながら広告運用以外の業務を並行して行うケースも少なくない。
また、広告運用に欠かせない毎月のレポーティング業務は、月末月初に集中し一時的な業務過多状態に陥ることも多々見受けられる。
広告運用の成果を報告するレポートにおいては結果の報告よりも改善提案が求められるが、複数案件を同時進行しながら全案件を多角的に分析し、考察を行うことは容易ではなく、運用業務の効率化は広告代理店ビジネスにおける大きな課題となっている。
このような課題を踏まえ、今回リリースされた「スマート考察機能」は、特許出願中の独自技術で広告運用の成果分析と改善提案に関する記述を自動化することで、レポーティング業務の効率化を実現するという。
5つのタイプの分析コメントを自動出力
スマート考察機能は、アドレポに集約した広告データをもとに前月とのデータ比較や分析、今後に向けた改善アドバイスを自動で出力できるオプション機能。
広告運用に欠かせない「キャンペーン」「月」「デバイス」「キーワード」「広告」の5つの切り口で考察を自動生成し、使用中のレポート(Excelまたはスプレッドシート)の任意の場所に出力することが可能だ。
同社の試算では従来の作成方法と比べ、考察作成にかかる時間を8割削減できる見込みだという。
先行導入企業からは、「クライアントに提出する考察作成の工数が削減されるだけでなく、運用のヒントになる考察もあり、短期間で考察の精度が上がった」との声が寄せられているそうだ。
広告のレポート作成を自動化する「アドレポ」
アドレポはマーケティングデータを集約し、広告のレポート作成を完全自動化するクラウドサービス。API連携によって国内の主要な広告プラットフォームのデータをアドレポ内に集約し、必要な広告レポートの作成を自動化する。
オプション機能を利用することで、Google BigQueryとの接続による膨大な広告データの蓄積や、BIツール連携によるデータ分析にも活用できるという。
ネット広告業界は、高度に自動化されているイメージがあるが、意外と手作業の業務や属人化した業務が数多く残っているのが現状である。その結果、一部ではレポート作成に時間を取られ、改善提案まで十分手が回らないケースもある。
今回リリースされた「スマート考察機能」を活用し、自動化できる部分は自動化することで、より付加価値の高い業務を人が担えるようになれば、ネット広告業界やEC業界へのメリットは大きいだろう。