Amazon、東京圏の計5カ所にデリバリーステーションを新設
Amazon(所在地:東京都目黒区)は、東京都、埼玉県、千葉県内の計5カ所にデリバリーステーションを開設することを公表した。5カ所の拠点開設に伴い、日本国内のデリバリーステーションは約30拠点となる。
数百人規模のドライバーを募集
Amazonは2021年、東京都、埼玉県、千葉県内の計5カ所にデリバリーステーションを開設する。またAmazonは、これら配送拠点の開設に伴い、ラストマイルの配達を担う数百人規模の「Amazon Flexドライバー」を募集する。
同社は、既存の配送網に新たな拠点とドライバーを増やすことで配送体制をより堅固にし、地域の顧客により確実で着実に商品を届けることを目指すとしている。
デリバリーステーションは、注文のあった商品を全国の物流施設などから集約し、周辺エリアの顧客の玄関先を目指す「ラストマイルデリバリー」の出発点との位置づけだ。5カ所の拠点開設に伴い、日本国内のデリバリーステーションは約30拠点となる。
新設デリバリーステーション
2021年に開設する5つの拠点の名称と開設(予定)時期は以下の通りだ。
東京町田デリバリーステーション(東京都):2021年6月(6月29日に稼働開始)
国立府中デリバリーステーション(東京都):2021年8月
戸田デリバリーステーション(埼玉県):2021年8月
蓮田デリバリーステーション(埼玉県):2021年9月
船橋デリバリーステーション(千葉県):2021年10月
顧客のニーズに対応
アマゾンジャパン・アマゾンロジスティクス、ディレクターのアヴァニシュ・ナライン・シング氏は、次のようにコメントしている。
「お客様との距離を縮め、迅速かつ安全で信頼性の高い配送サービスを提供するための取り組みの一環として、東京、埼玉、千葉のエリアにて、新たに5カ所のデリバリーステーションを開設します。また、『置き配』や『Amazon Hub ロッカー・カウンター』などの革新的な配送オプションを拡充し、地域で高まるお客様のご要望に安全にお応えしていきたいと考えています。今回の開設により、何百人ものAmazon Flexドライバー、その他の委託先配送業者に雇用機会を創出し、地域社会の発展に貢献していきたいと考えています」
Amazonは、これまでも物流拠点の拡充などを進めてきたが、人口が集積している東京圏において、ユーザーの玄関先により近い、いわば前哨基地としてのデリバリーステーションを新たに5ヶ所、新設することとなった。ECプラットフォームとして配送の迅速さで定評のあるAmazonだが、今回の展開によって、より一層、安全かつスピーディーな配送が強化されることになりそうだ。