ECで大きさや質感・使用感等を擬似体験 波佐見焼ECサイト『Hasami Life』が最新AR技術を導入
西海陶器株式会社(本社:長崎県東彼杵郡波佐見町、代表取締役:兒玉賢太郎)は、スマートフォン用ARを利用して焼き物・器商品の閲覧体験ができるサービスを公開した。
手にとるように商品がわかる
西海陶器株式会社は、スマートフォン用ARを利用して焼き物・器商品の閲覧体験ができるサービスを、同社が運営するメディア型通販サイト「Hasami Life」において公開した。同社は、サービスの利用を通して、ユーザーは実際に自分で手にとるように商品を体験することができるとしている。
【デバイス対応状況】
・推奨端末/OS
・iOS12〜
・Android7〜
※Androidに関しては、上記要件を満たしていても端末により対応状況は異なる。
サービスの概要
ARとは “Augmented Reality(オーグメンテッド・リアリティ)”の略だ。日本語では“拡張現実”といわれており、スマートフォンなどの機器を使って実在する風景にバーチャル情報を重ねることで、目の前の“現実”世界を“拡張”する技術となっている。
今回のリリースでは、「Hasami Life」で人気の商品を中心に、10商品のAR閲覧体験が可能になる。ARは「Hasami Life」Webサイト内のリンクボタンやQRコード等から起動する。Webブラウザで起動するWebARを採用しており、特別なアプリやソフトウェアのダウンロードは必要ない。「Hasami Life」Webサイト上のリンクからシームレスにAR体験が可能だ。
WebARは、WebブラウザのみでARを実現する技術をWebARと呼び、現在企業のキャンペーンや販促などに広く用いられている。ECサイトやD2Cといった、非店舗・非接触型ビジネスでの活用も今後期待されている。
大きさや質感・使用感等を擬似体験
同社は、サービス提供の背景として次のように述べている。
「『Hasami Life』は、長崎県の伝統的工芸である波佐見焼を全国どこからでも手軽に購入できるメディア型通販サービスとして、西海陶器株式会社が2019年より運営をしてきました。その中でユーザー様からは『実際に手に取って商品を見たい』『自分が持っている器と比較しながら検討したい』といった要望を多くいただいており、本サービスを通じ、大きさや質感・使用感等を擬似体験できるようにいたしました」
今回のリリースによってユーザーは自身のスマートフォン上に商品を映し出し、カメラを通して、自宅のテーブルや好きなところに商品を置くバーチャルな体験ができるようになった。
購入検討時に商品の大きさ、質感、色合い等をより正確に知ることができる他、現在、手持ちの食器やテーブルウェアとの組み合わせも体験できる便利なサービスとなっており、ECの可能性をさらに高めることになりそうだ。