新宿ミロードが越境ライブコマースで中国市場に進出、コロナ禍の訪日外国人減少に対応

ECのミカタ編集部

株式会社小田急SCディベロップメント(本社:東京都新宿区 代表取締役:下岡 祥彦)が運営する商業施設「新宿ミロード」は、2021年8月28日(土)に、株式会社リゾーム(本社:岡山県岡山市 代表取締役:中山 博光)が提供する越境ECソリューションサービスを活用し、中国市場を対象とした「越境ライブコマース」を開催すると発表した。

ライブ配信で中国向け越境EC

本施策は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いインバウンド需要が減少するなか、国外の消費者に向けた新たな販路拡大を目的として実施するもので、コロナ禍で越境ECの規模が伸長している中国市場を対象としている。

新宿ミロードに出店するテナントの商品の魅力を、中国最大級のECプラットフォーム「淘宝网(Taobao)」上でライブ配信することで、消費者は中国にいながらにしてリアルタイムで日本の商品を購入することが可能となる。

リゾームとの提携で越境ECの会計・物流に対応

今回の「越境ライブコマース」においては、市場を熟知した中国人インフルエンサーが商品を紹介するため、中国本土の消費者からの質問への回答等のコミュケーションを円滑に行うことができる。

また、本施策における会計および物流の対応は、「淘宝网(Taobao)」上でのEC店舗を所有し、中華圏に向けた越境EC・ライブコマースのサービスを展開するリゾームと提携して実施することにより、中国の消費者にも安心かつ均質的なサービス提供を実現する。

越境ライブコマースの概要

◆施策名称:「新宿ミロード 越境ライブコマース」

◆開催日時:2021年8月28日(土)日本時間13時~16時(予定)

◆開催内容:中国国内のライブ視聴者に向け、中国人インフルエンサーによる参加店舗の商品紹介を配信

◆参加店舗:新宿ミロード出店テナント 計8店舗
ファッション雑貨「LAZY SUSAN」「カオリノモリ」、ファッション衣料「PROPORTION+」「FRAPBOIS」「POU DOU DOU」「ROPÉ PICNIC」「mystic」「Cepo!」

呼び込む戦略から出ていく戦略に

新宿ミロードは、1984年に開業した新宿駅直結の商業施設。20代の女性をターゲットにしたファッションフロアやレストランフロア、新宿駅西口と南口をつなぐオープンモールのモザイク通り等、約120店の専門店から構成されている。

同店では、2018年9月から、中国人向けモバイル決済サービス「Alipay」を導入するなど、特に中国人客に重点を置き、インバウンド売上アップに取り組んできた。それだけにコロナ禍でのインバウンド売上の消失の影響も大きく、自ら中国市場に打って出る戦略を採った。

中国人客を館に呼び込む戦略から、自ら中国市場に出ていく戦略への転換は、コロナ禍での「苦肉の策」の要素があるが、この戦略が成功すればコロナ前よりもインバウンド売上を伸ばせる可能性もある。新宿ミロードの越境EC戦略の今後に注目だ。

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