【2024最新】リピートカートとは?定期購入やリピート通販の特化システムを比較!

ECのミカタ編集部

リピートカートとは定期購入やリピート通販に特化したカートシステムです。この記事では、単品リピート通販・定期購入とは何か、それがどのようにECサイトに貢献するのか、リピートカートとサブスクリプションの違いについても解説します。とくに化粧品、サプリメント、日用品など、定期的に購入される商品に対する効果的なシステムになるので、ぜひ参考にしてください。

単品リピート通販・定期購入とは?サブスクリプションとの違いはある?

単品リピート通販・定期購入とは、商品の定期購入をEC上で実現するサービスです。定期的に一定数購入されるような商材を、あらかじめ決定したスパンで決済できるようになります。

たとえば化粧品やサプリメント、日用品などは、ユーザーが気に入った物を長く使い続けることが多いため、買い替え時期を見計らった定期購入と相性がよい商品です。単品リピート通販・定期購入を可能にするカートシステムを、リピートカートと呼びます。

リピートカートとサブスクリプションの違い


リピートカートとサブスクリプションの違いは、販売されている物の違いで、サブスクリプションとは、「使用する権利」を購入するサービスを指します。

例として動画サービスのサブスクリプションに加入した場合、動画そのものを購入するわけではありません。動画サービスのサブスクリプションでは、1ヶ月などの決められた期間「動画を見る権利」を購入しているからです。サブスクリプションとは違って、定期購入の場合は実際に商品を購入します。

たとえば化粧品もサプリメントも、定期的に購入してはすべて使い切りますよね。定期購入とサブスクリプションでは、購入している対象が「権利」か「物」かに大きな違いがあります。

リピートカートが向いている商品


リピートカートが向いているのは、リピート購入を前提とした商品や、リピート購入されやすい商品です。たとえば健康食品やサプリメントです。日常的に消費し、使い始めたブランドの商品をリピートし続ける傾向があります。そのため、リピート通販に特化したカートシステムが適しているのです。新聞やサブスクリプションサービスも、同様の特性を持っています。

また、消費スパンが短い日用品も、リピートカートに向いています。トイレットペーパーやミネラルウォーターなど、購入サイクルは不定期ですが、買い置きが切れるたびにリピート注文する傾向のある商品です。

単品リピート通販・定期購入ECカートは通常のECカートと何が違う?

リピートカートと通常のECカートとの違いは、定期購入独自の販売戦略への対応の違いです。リピートカートを使わずとも、通常のECカートを使って定期的に購入はできます。

しかし単品リピート通販・定期購入の場合、何度も購入するからこそ「定期購入割引」など独自のキャンペーンを打ち出したいところです。定期購入割引やリピートのサイクル設定、お試し商品から本製品へのアップセルなど、定期購入で販売するなら実装しておきたい機能が、リピートカートにはそろっています。

定期購入独自の販売戦略に対応しているという点が、リピートカートと、通常ECカートの違いです。

単品リピート通販・定期購入向けカートシステム導入のメリット

単品リピート通販・定期購入向けカートシステムであるリピートカート。リピートカート導入のメリットは、ECサイト側のメリットと、ユーザー側のメリットがあります。それぞれのメリットを確認しておきましょう。

リピートカートを導入するECサイト側のメリット


リピートカートには、定期購入の販売戦略をサポートしてくれる機能が備わっています。具体的には、以下の5つのような機能はほとんどのリピートカートシステムで設定可能です。

・定期購入サイクル設定機能
・クーポン機能
・メルマガ機能
・ステップメール機能
・封入物機能

定期購入サイクルの設定は、通常ECカートでは実現できない機能です。商品の消費サイクルに合わせて、ベストなタイミングでお客様に商品をお届けできます。クーポン機能に関しても、「初回特典」「定期期間割引」など、定期購入ならではのクーポンに対応。ユーザーとの長いお付き合いを想定した定期購入では、メルマガの配信やステップメールによるアップセル、クロスセルも非常に重要です。

封入物機能を使い、サンプル品を封入することで新たに商品を購入してもらう機会も増やせます。その他、定期購入という戦略と商材に合わせた機能を活用できることが、リピートカート導入のメリットです。

リピートカートを使うユーザー側のメリット


定期購入での商品購入には、お客様側にもメリットがあります。
具体的には次の4つが主なメリットです。

・めんどうな注文が不要
・買い忘れる心配がない
・いつもよりお得に買える
・在庫切れの心配がない

同じネットショップで何度も同じ注文を繰り返すことは面倒、と感じているユーザーは意外と多く、一度の注文で定期的に商品が届くことはユーザーのニーズにまっちしています。またユーザーの多くは、買い忘れや在庫切れ防止という一面からも定期購入を活用しており、日常的に使うほど定期購入による買い忘れ防止が役に立つようです。そしてなんといっても、定期購入によりお得に買えるというポイントは、ユーザーにとってもわかりやすいメリットになっています。

単品リピート通販・定期購入で成功するためのポイントはCPOとLTV

ここでは単品リピート通販・定期購入の戦略について具体的にご紹介します。通常ECカートと異なる販売戦略を知り、単品リピート通販・定期購入を成功させましょう。

CPO・LTVとは?


CPO(Cost Per Order)を日本語に訳すと、新規顧客の獲得単価です。ユーザーが商品を購入してくれるまでにかかった広告費を指します。LTV(Life Time Value)はライフライムバリューと読み、顧客生涯価値をあらわすマーケティング用語です。

ある特定のユーザーが、生涯にわたってもたらしてくれる利益をあらわす指標となります。ECサイトが行うべきマーケティングは、CPOを減らしLTVを最大化する作業。つまりコストを抑えて集客し、ユーザーにリピート購入してもらうことです。

新規顧客獲得の限界CPOを意識する


買い切りの商品と定期購入の商品では、CPOの限界値の計算方法が異なります。買い切りの商品の場合、売上目標と販売商品から逆算しCPOを割り出しますが、定期購入商品の場合は、LTVからCPOを算出します。単純計算で考えると、3,000円のシャツを販売する場合、原価率25%で利益が2,250円なら、広告費に2,250円以上かけると赤字になります。定期購入品の場合は計算が複雑なり、同じく3,000円のサプリメントで、原価率25%利益2,250円でも、ユーザーが1年間定期購入するなら利益は30,000円です。

ユーザーの定期購入期間が長ければ長いほど利益は増えるため、CPOの限界値も上がります。どれだけの期間ユーザーに定期購入していただけるか、それによってLTVを計算し、LTVから逆算するかたちで新規顧客獲得の限界CPOが決定します。

LTVを伸ばすためには購入後のアフターフォローが大切


単品リピート通販・定期購入ではLTVを伸ばすことが最重要です。LTVを伸ばすには、ユーザーに商品を購入し続けてもらう必要があります。「商品の定期購入を続けるかどうかは、商品の品質次第だろう」と考える方もいらっしゃいますが、実際は人的なアフターフォローによってLTVは大きく左右されるので工夫が大事です。ユーザーが購入した商品の弱点をカバーする別の商品を紹介するなどして、満足度向上に努めます。

日用品でいえば、シャンプーを定期購入されたユーザーに、リンスのサンプルを無料で配布するようなものです。ユーザーにとっては良質なサンプルが手に入るというメリットがあり、販売者にとってはシャンプーとリンスの両方を定期購入してもらえる可能性も出てきます。購入後のアフターフォローと販売戦略をうまく組み合わせ、LTVを伸ばしましょう。

リピートカートシステムの選び方

カートシステムを選ぶ際は慎重に検討する必要があります。自社の商品や運営体制に合ったカートシステムの選び方を紹介します。

ポイント1.自社の商材に合わせたカスタマイズが可能か


まず、商品に合った機能を備えているかが重要です。また、どのような売り方をしたいか、想定する必要があります。リピート通販に特有の販売手法として、初回購入優待、定期購入への引き上げ、アフターフォローがあげられます。

初回購入を促すためには、広告の種類や内容に合ったLPへ送客すべきです。申し込みフォーム一体型のLPを制作・管理できるカートシステムが便利でしょう。また、初回購入時のみ適用される優待や割引を設定できるかもポイントです。初回購入から定期購入に引き上げるためのステップメール機能も重要になります。

そして、定期購入してくれているユーザーに対するアフターフォローの機能も必要です。購入回数や頻度によってユーザーを細分化し、メールや画面表示によって適切に案内できることが望まれます。

多くのリピートカートシステムには、これらの機能が備わっています。ただし、自社の商品との相性や、カスタマイズ性は異なります。自社の商品や売り方に合わせたカスタマイズが可能か、確認しましょう。

ポイント2.自社の既存システムと連携可能か


ECカートシステムの導入時、社内では既にさまざまなシステムが使われているでしょう。たとえば、在庫管理、会計、顧客情報管理などのシステムがあります。これらのシステムと連携できるかが、カートシステムを選ぶ際の重要なポイントです。

APIなどを介して自動的にデータの連携ができることが理想です。もしできない場合、手動でデータ連携する手間が増えてしまいます。その際にミスが生じることもあります。

また、社内の他の部門の顧客情報や売上データを活用することで、EC部門もメリットを得られるかもしれません。社内で使われているシステムを洗い出し、それらとの連携の可否や方法を確認しましょう。

ポイント3.サポート体制は整っているか


カートシステムには非常に多くの機能が備えられています。また、リピートカートには独特の機能もあります。マニュアルのみを参考にして、自社内のスタッフだけで使いこなすのは簡単ではありません。そのため、カートシステム提供会社のサポート体制が整っているかも、非常に大切なポイントです。特に、対応の迅速さと、相談できる範囲を確認しましょう。

問い合わせがメールフォームだけでは、回答をもらうまでに時間がかかることが予想されます。電話サポート窓口もあれば、迅速な対応が期待できます。また、実際にカートシステムを操作しながらサポートを受けることも可能です。

また、カートシステムの機能や使い方だけでなく、ECサイトの運営全般について幅広いサポートが受けられるかも確認しましょう。どのような販促施策を行いたいか相談すれば、カートシステムを使った実施方法を考えてくれる。そのような手厚いサポートのあることが理想です。

単品リピート通販・定期購入ECカート比較10選

単品リピート通販・定期購入を実現する、おすすめのリピートカートをご紹介します。今後の定期購入における販売戦略に応じて、最適なサービスを選びましょう。

リピスト


リピストは、月額14,800円とランニングコストを抑えて運営できるリピートカートです。安価で運営できる反面、ステップメールやメルマガ配信などの販促機能には制限があります。コストを抑えて挑戦したい方にオススメのカートシステムです。

たまごリピート


リピート販売専門のクラウド型通販システムです。ショッピングカートのみではなく、電話やハガキからの注文にも対応しています。実績も豊富なリピートカートの王道システムです。

楽楽リピート


楽楽リピートは売上に対する処理料が発生しないリピートカートシステムです。リピートカートシステムの多くは、月額費用に加え販売件数1件あたり数十円の費用も発生します。楽々リピートの場合は、何件売れてもコストは増加しません。

MakeShop


MakeShopは簡単な操作でECサイトを構築でき、カスタマイズ機能も豊富に用意されているカートシステムです。また、MakeRepeaterという顧客育成とリピート獲得に特化したメールマーケティングツールも利用できます。

侍カート


AmazonPayを標準搭載しているリピートカートシステムです。AmazonPayはクレジットカード情報の入力が不要で、ユーザーはAmazonのIDとパスワードを入力するだけで決済が完了します。これからのECサイトには導入が必須と言われている決済システムですので、標準搭載されているのは魅力のひとつです。

EC-FORCE


EC-FORCEをおすすめするポイントは、デザイン自由度の高さです。自社のブランディングはECサイト運営において非常に重要な要素なので、デザインにこだわるかたにおすすめしています。日本では珍しくチャット決済機能も搭載しており、他とちがった決済もできます。

カラーミーリピート


初期費用0円、月額使用料9,800円、売上処理料0円と低価格で運用できるリピートカートです。低価格の代わりに機能面はやや不便で、オプションによる機能追加もできません。単品リピート通販・定期購入の販促はせず、必要最低限の機能が欲しい場合は選択肢に入ります。

W2 Repeat(旧リピートPLUS)


リピート通販やD2Cに特化したカートシステムです。定期購入に関する機能が豊富に用意されているので、行いたい施策を実現できます。低価格の一般的なカートシステムでは機能が足りないと感じた場合や、ECサイトの成長に合わせて効率化したい場合に向いています。

W2 Unified


中規模から大規模なECサイト向けのカートシステムです。広告分析からリピーター育成まで、顧客管理とCRMに強いことが特徴です。また、顧客情報に基づいた受発注処理の自動化など、業務改善も同時に行えます。顧客情報を扱うためのセキュリティ面にも安心感があります。

ecbeing


機能・拡張性・サポートすべてを備えたECシステム構築サービスです。システム開発からマーケティングまで、ワンストップで支援を受けられます。作りたいECサイト、実施したい施策が実現できるでしょう。手厚いサービスである反面、コストは必要です。そのため、事業規模の大きな企業のEC部門や、豊富に商品を持つ企業のECチャネル開拓などに向いています。

【料金比較表】結局いくら?リピートカート10製品を比較

リピートカートを導入するにあたり、一番気になるのは料金ですよね。今回ご紹介したリピートカートシステムの、初期費用・月額費用・売上処理料をまとめました。費用計算の参考にお役立てください。

まとめ

単品リピート通販・定期購入を実現するにはリピートカートを導入しましょう。通常のECカートでは、定期購入サイクルの設定や定期購入割引の設定ができないからです。単品リピート通販・定期購入は、システム面だけでなく販売戦略も通常のECと異なります。LTVを最大化するため、ステップメールやメルマガでユーザーのアフターフォローを徹底し、同梱サンプルなども活用したアップセル・クロスセルをおこないましょう。LTVが大きくなるほどCPOも限界値も上がり、さらなる新規顧客獲得の資金を確保できます。

数あるリピートカートの中から、あなたの扱う商材と相性のよいカートシステムを選び、成功をつかみとってください。


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