
Amazon広告とは?種類や出し方、費用をはじめ売れない理由を解説
Amazon広告は、Amazonに出品している人にとって無視できない重要な販促ツールです。
この記事では、Amazon広告の概要や費用、出稿方法などを解説していきます。自社運用を検討している方も、代行会社に任せるか迷っている方も必見です。
そもそもAmazon広告とは?
Amazon広告とは、Amazonが提供している広告表示サービスの総称です。Amazonの持つ膨大なデータを利用して、ターゲットとする顧客に多様な広告を配信できます。
Amazon広告の基本的な仕組み
Amazon広告にはいろいろな種類があり、それぞれで仕組みが異なります。
Amazon.co.jp(ショッピングモール)の商品検索結果画面に出稿できる広告もあれば、FireTVやAmazonEcho、KindleなどAmazon社製デバイスに出稿できる広告、そしてAmazonの外部に出稿できる広告などもあります。
Amazonに出店する販売者は、Amazon広告を通して多くのユーザーに対して商品やブランドの認知を促進することができます。

Amazon広告の種類
Amazon広告には、以下の広告ソリューションがあります。
1)スポンサー広告
- スポンサープロダクト広告
- スポンサーブランド広告
- スポンサーディスプレイ広告
2)広告フォーマット
- 動画広告
- 音声広告
- ディスプレイ広告
- カスタム広告
- デバイス広告
3)AmazonDSP
(2023年12月時点)
「スポンサー広告」は、Amazon.co.jpでの露出を増やすことができます。手軽に利用できるため、新規の販売者でも効果をすぐに実感することが可能です。
「広告フォーマット」は、Amazonのデバイス上での露出を目的とし、より広範囲なターゲットにリーチすることができます。
各広告について、もう少し詳しく説明します。
スポンサープロダクト広告
スポンサープロダクト広告は、キーワードに基づいた検索結果や、競合するほかの商品ページ内に個々の商品を掲載する広告です。
検索結果で「スポンサー」と表示されている商品は、このスポンサープロダクト広告を利用して表示されているものです。
スポンサーブランド広告
スポンサーブランド広告は、Amazonでブランド登録している販売者が使用できる広告形式です。
この広告は、ブランドロゴや複数商品を掲載する広告です。類似商品の検索結果画面の最上部や商品詳細ページに表示されるため、ターゲットにブランドを認知してもらいやすくなります。
スポンサーディスプレイ広告
スポンサーディスプレイ広告は、商品に関連付けるのではなく、ユーザーをターゲットにした広告です。
ユーザーの興味や過去の行動に基づいて、商品詳細ページやカスタマーレビューなどで表示されます。また、この広告はAmazon以外の外部サイト、例えばTwitchなどでも表示されることがあります。
動画広告
Amazon動画広告には、「ストリーミングTV広告」と「オンライン動画広告」とがあります。「ストリーミングTV広告」はFireTVやPrimeVideoなどで配信される広告です。「オンライン動画広告」はAmazonの自社サイトや関連サイトなどでストリーミングされる広告です。
動画による高い訴求力が特徴で、ターゲットを絞ってAmazonの顧客に訴求できます。
音声広告
Amazonの音声広告は、多様なデバイスを通じてAmazonMusicなどの関連する音声ストリーミングサービスで配信できる広告です。
曲と曲との合間に音声広告が挿入され、自社ブランドの認知拡大や商品の購買促進を行うことができます。
カスタム広告(カスタム広告ソリューション)
カスタム広告は、Amazon内で商品を出品しているかどうかに関係なく利用できる広告オプションです。
広告コンサルタントと連携して、特定のビジネスニーズや戦略に合わせて独自の広告キャンペーンを作成できます。
デバイス広告
デバイス広告は、FireTVやFireタブレットなど特定のAmazonデバイスやサービスに表示される広告です。
Amazonデバイスは何億人ものユーザーがいるほか、サードパーティのCookieを使わずAmazonのデータを活用して関連度の高いユーザーにリーチできるメリットがあります。
AmazonDSP
DSPとは、広告効果を最適化するためのプラットフォームのことで、広告主は配信や分析を一元管理できます。AmazonDSPでは、Amazonとは無関係の外部サイトにも掲載されるため、さまざまなユーザーにリーチします。
Amazonの多様な広告タイプに対応しているため、活用の幅が広いこともポイントです。
出典:
商品と広告フォーマットの種類を見つける|AmazonAds
AmazonDSP-デマンドサイドプラットフォームを使用したキャンペーンの作成|AmazonAds
Amazon広告の費用
続いて、Amazon広告の出稿にかかる費用について説明します。Amazon.co.jpに出品している方は、まずはスポンサー広告とAmazonDSP広告の費用の考え方を把握しておきましょう。
名称 | 広告名 | 課金方式 |
---|---|---|
スポンサー広告 | スポンサープロダクト広告 | クリック単価(CPC) |
スポンサーブランド広告 | クリック単価(CPC) | |
スポンサーディスプレイ広告 | クリック課金制(CPC) ビューアブルインプレッション1,000回あたりの単価(vCPM) | |
広告フォーマット | 動画広告 | 1,000回表示あたりの単価(CPM) |
音声広告 | 1,000回表示あたりの単価(CPM) | |
カスタム広告 | 不明(広告コンサルタントとの連携などにより一定以上の費用が発生) | |
デバイス広告 | 不明 | |
AmazonDSP | 1,000回表示あたりの単価(CPM) 形式や掲載枠によって異なる |
(2023年12月時点)
いずれも変動型の課金形式のため、広告費用は出品者の戦略によって違ってきます。そのため、金額を明示することはできません。
広告予算は、販売目標や利益率に合わせて設定することが重要です。また、広告の種類によっても異なりますが、出稿していくなかでデータを分析して、継続して改善していく必要があることも押さえておきましょう。

Amazon広告の出し方
Amazonで商品を売るために広告配信をするときは、スポンサー広告から検討しましょう。とくに「スポンサープロダクト広告」は、初心者にとって取り組みやすく、効果を実感しやすい広告です。
Amazon広告の運用と管理はどこで行う?
セラーセントラルにログインしてメニューから広告、広告キャンペーンマネージャーを選択することで運用や管理を行えます。
Amazon広告の出稿手順
ここではスポンサー広告の出稿手順をご紹介します。
共通する手順として、キャンペーンを種類を選択し、キャンペーンの名前や掲載時期、1日の予算などを設定します。また、スポンサーブランド広告などにおいては、事前にブランド登録を済ませる必要があります。
▼スポンサープロダクト広告の出稿手順・流れ
- ターゲティングの選択をする
- キャンペーンの入札戦略を選択する
- 広告グループを作成する
- 商品を追加する
▼スポンサーブランド広告の出稿手順
- 広告フォーマットを選択する
- 広告クリエイティブを作成する
- ターゲティング / キーワードターゲティングを行う
- 審査が行われる
▼スポンサーディスプレイ広告の出稿手順
- 広告グループを作成する
- 広告クリエイティブを作成する
- ターゲティング / コンテキストターゲティングを行う
- 入札戦略を選択する
- 審査が行われる
参考:Amazon広告の運用ツールとは
最近は、多くのAmazon広告での利用を想定した運用ツールが登場しています。
ツールによってできることはさまざまですが、多い機能は「広告運用に関する業務の自動化」です。たとえば、予算や実際の売上につながったキーワードを分析し、AIが自動的に入札単価やキーワード設定の調整を行ってくれます。
ただし、ツールを使いこなすのにも最低限の知識が求められるので、「知識がないからツールに任せる」という使い方をしたい方は要確認です。
あわせて読みたい:
Amazonスポンサー広告 広告3種の基本と今日から使えるポイント
Amazonで広告を出しても売れない場合に考えられる理由
「広告を出しているのに商品が売れない……」と悩む方もいるでしょう。その原因はどこにあるのでしょうか。
考えられる原因と見直しのポイントを紹介します。
インプレッションが少ない
1日にわずかなクリックしか得られない場合、広告グループの予算やキーワードの入札単価が低すぎる可能性があります。もしくは、キーワードが少ない可能性もあります。
広告の表示回数が一定以上なければ、データの分析もできません。まずは広告が表示されるように見直しましょう。
広告のミスマッチ
インプレッション(広告が表示される回数)はあるものの、実際にクリックされていない場合、ターゲティングでミスをしている可能性があります。
今一度、訴求する商品のターゲット像を見直し、適切なターゲティング、キーワード設定に修正してみましょう。
商品ページが不十分
広告はクリックされているのに購入されていない場合は、商品ページに課題があるかもしれません。
商品によって見直すべきポイントは違いますが、商品写真や商品仕様欄などが想定顧客の求めるものかどうか、再確認してみるとよいでしょう。
Amazon広告の運用のコツ
Amazon広告の運用を成功させるためには、データを活用し、改善を繰り返すことが大切です。ここで、改善に役立つ2つのコツを紹介します。
データを集める
初期段階では、まずデータを集中的に収集することが重要です。
具体的には、オートターゲティングが有効です。この段階で、どのキーワードがクリックを生んでいるか、またどのような要因でクリックされないかを詳細に分析します。
このデータをもとに、その後の広告設定を手動で調整することが可能です。このアプローチにより、より効果的な広告戦略を構築できます。
目標を明確にする
Amazon広告はとりあえず出して成果があがるものではありません。数値目標を決めて、改善を繰り返していくことが成功のコツです。
初心者がいきなりROAS(広告の費用対効果)で目標を立てるのは難しいので、販売個数や利益率など、わかりやすい指標で設定するとよいかもしれません。
Amazonの広告運用は、代行業者に依頼するのがベター◎
Amazon広告の設定を自分で行うよりも、初期段階から運用代行業者に依頼することで、非効率な広告設定を避け、費用の無駄遣いを防ぐことができます。
これは単にコスト削減に留まらず、迅速な売上増加にも繋がる可能性があります。
しかし、どこの会社に運用を任せるべきか、その判断は簡単ではありません。実際、「知識がないから代行業者の違いがわからない」「自社に合う会社がわからない」などのお悩みを持つ担当者は少なくありません。
そこでECのミカタでは、広告の運用代行会社を比較できるサービスを提供しています。専任のコンシェルジュがサポートしているので、予備知識がなくても安心です。
Amazon広告の運用で成果を上げたい方は、ぜひお問い合わせくださいね。