「後払い」でも4割がクレカ払いを希望、ECで存在感を増すキャッシュレス決済ニーズ

ECのミカタ編集部

「後払い.com」を提供する株式会社キャッチボール(本社:東京都品川区、代表取締役会長:山崎正之)は、キャッシュレス化を進める国の支援策や、コロナ禍で変化するECの決済ニーズについて、全国の男女566人に調査し、その結果を公表した。

スマホ決済利用率は4割弱で代引き超え

スマホ決済利用率は4割弱で代引き超え

ECサイトで商品を購入する際、利用したことのある決済手段について尋ねたところ、1位が「クレジットカード」で 88.3%、2位が「スマホ決済」で38.3%という結果となった。

注目すべきがスマホ決済。代引き(28.2%)の利用率を超え、ECにおいてもスマホ決済はスタンダードな支払い方法としてその地位を確立しつつある。

幅広い世代にスマホ決済が浸透

幅広い世代にスマホ決済が浸透

「スマホ決済を利用したことがある」と回答した人を年代別で比較したところ、20代 44.6%、30代47.2%、40代34.8%、50代 41.1%、60代 24.1%となっており、幅広い世代でスマホ決済が利用されていることがわかる。

スマホ決済を利用する最多理由は「ポイント還元がある」

 スマホ決済を利用する最多理由は「ポイント還元がある」

さらに、ECサイトでスマホ決済を利用したことがある人に、その理由を尋ねた。

「ポイント還元がある」 (74.6%)や「お得なキャンペーンやクーポンがある」(44.1%)といった理由に加え、スマホ決済の使い勝手の良さ「会計がスムーズに終わる」(48.4%)、「手軽に入金やチャージができる」(39.4%)といった理由も多く、スマホ決済各社の熾烈なポイント還元合戦が終了した後も、ニーズの高い決済方法だと言えそうだ。

「後払いキャッシュレス決済」の認知は約4割

「後払いキャッシュレス決済」の認知は約4割

また、従来は「コンビニ払い」がおもな支払い方法だった「後払い」もニーズの変化に対応し、スマホ決済やクレジットカードでの支払いができるようになってきている。

そこで後払いでもスマホ決済やクレジットカード払いができることを知っているか聞いたところ、その認知度は「知っているし、利用したことがある」が14.6%、「知っているが、利用したことがない」は24.6%であった。「知らなかったが、今後は使いたい」は23.9%で、今後の利用拡大が見込まれる。

後払いで利用したい決済方法は「クレカ」が4割超

後払いで利用したい決済方法は「クレカ」が4割超

「後払い」で利用したい支払い方法について尋ねたところ、 1位が「クレジットカード」で44.1%、2位「コンビニ」39.9%、3位「スマホ決済」25.9%という結果となった。

「後払いでもクレジットカードを使いたい」人の割合が多く、「後払いクレジットカード決済」への対応が今後重要性を増してきそうだ。

複数の消費者ニーズを満たす「後払いクレカ決済」

日常生活でEC利用が当たり前になり、ECサイト上でクレジットカード決済をすることに抵抗がない消費者も増えているとはいえ、「商品が届いて現物を確認してから支払いたい」というニーズも根強い。

後払いのクレジットカード決済は「商品が届いて現物を確認してから支払いたい」というニーズと、「外出することなく支払いを済ませたい」「買い物でクレジットカードのポイントを貯めたい」というニーズを満たす新しい決済方法として、今後存在感を増していきそうだ。

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