アプリ時代のノーコード顧客管理システム『Yappli CRM』が提供開始
アプリプラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を提供する株式会社ヤプリ(本社:東京都港区、代表取締役:庵原保文、以下「ヤプリ」)は、2021年10月11日(月)、顧客管理、ポイント・電子マネーの発行、アプリマーケティング施策をワンストップで実現する「Yappli CRM(ヤプリ シーアールエム)」をリリースした。
Yappli CRMとは
アプリをダウンロードするだけで始められる新しいCRM、「Yappli CRM」。顧客の行動データを活用し、アプリならではの多彩な施策を実行することで、顧客との関係性をより強化する。
アプリの開発・運用・分析をノーコードで提供するアプリプラットフォーム「Yappli」は、現在550社以上の企業に導入され、幅広い業種・用途で活用されている。
同社によれば、アプリが生活の中へ浸透し、デジタルでの顧客接点の起点がアプリとなるケースが増えてきているが、それによってアプリのダウンロードだけで本格的な顧客管理システム(CRM)を開始できるニーズが増えているという。
Yappli CRMの特徴
同社がまとめる「Yappli CRM」の特徴は、次の通りだ。
◆ノーコードの顧客管理システム
CRMに必要な、顧客の会員登録、認証、情報管理などが全てオールインワンになっている。従来のシステム不要で、アプリを軸に顧客管理システムを開始できる。ノーコードで誰でも簡単に使える管理画面で、様々な施策を素早く実行・分析が可能だ。
◆ポイントも、電子マネーも
ポイントカードと電子マネーを外部サービス連携なしで発行・管理できる。会員ランク別のポイント発行にも対応し、来店頻度や購買単価の向上を実現する。
◆1to1の顧客体験を実現する豊富な機能
顧客のタイミングに合わせた多彩なシナリオ設計によるプッシュ通知やクーポン・ポイント付与など豊富な機能を提供。顧客分析から施策実行まで 1to1の顧客体験を実現する。
◆シームレスなサービス連携でアプリデータを活用
すぐにアクセスできるアプリでは、購入データだけでなく購買後の行動データも多く取得できる。それらデータを外部メールサービス、MA、CDPなどと連携させ、データドリブンなマーケティングに活かせる。
アプリ時代の新しいCRMの誕生
公表に際して同社では次のように述べている。
「また、従来CRMは導入企業様側でご用意いただいておりましたが、Yappli導入が広がる中、CRMをお持ちでないケースや、開発済みのCRMがいわゆる『レガシーシステム』(過去の技術や仕組みで構築されているシステム)となっており拡張性や保守性に課題を感じているケースが増えていました。
この課題を解決するために生まれたサービスが、ノーコードでCRMを開始できる『Yappli CRM』です。ヤプリでは、これまで顧客側の基幹システムとの連携を数多く実現してきました。そこで培ってきた知見をベースに、モバイル時代に最適化されたCRMの開発に取り組みました。
開発メンバーが大切にしたのは、顧客との強力な接点であるアプリとスムーズに連携し、シンプルで使いやすいCRMにすること。また、大規模開発が不要になることで導入費用を抑え、マーケティング担当者が施策実行に集中できるスピード感にもこだわりました。『アプリの会社』だからこそ提供できる、新しいCRMの誕生です」
ECにおいてもアプリと連携した販売、あるいはプロモーションやマーケティングは広がりを見せている。かつてはアプリの開発については、資金力が豊富な大規模事業体が牽引していたが、昨今、クラウドやノーコード技術を活用した比較的安価なソリューションも増えており、中小事業体でもアプリの展開が可能になってきている。そうしたアプリ時代において「Yappli CRM」は、ECをはじめとした事業者のビジネスをさらに加速させることになりそうだ。