販売事業者として名誉ある賞を22社が受賞! 「Amazon.co.jp 出品者アワード2021」

ECのミカタ編集部

ショッピングサイトを通じて、「お客様により良いお買い物体験」を提供している販売事業者を表彰する「Amazon.co.jp 出品者アワード2021」が、10月6日に開催された。コロナ禍のためオンライン生配信により実施された表彰式には、受賞者の喜びの表情がずらりと並んだ。

オンラインで「Amazon ECサミット2021」開催

2日間に渡ってAmazon最大のECイベント「Amazon ECサミット2021」が開催された。初日の10月5日は、アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長によるオープニングスピーチに続き、中小企業庁の佐々木啓介経営支援部長による基調講演など、日本のDXやECビジネスの現状を踏まえながらAmazonの今を知ることができるセッションが続いた。

2日目の10月6日も初日に続き、越境ECや海外Amazonの活用方法、Amazonによる中小企業支援施策の紹介など、販売事業者のECビジネスを支援するさまざまなサービスに関連したセッションの一つとして、お客様満足度や売上などを指標に、6部門から選出された販売事業者を表彰する「Amazon.co.jp出品者アワード2021」が開催された。

「Amazon.co.jp出品者アワード」は、Amazonが提供している販売のための仕組みやサービスを活用することで、販売機会を拡大し、ビジネスを成長させている販売事業者を紹介・表彰する場としてとして設けられたもので、販売事業者にとって一つの目標となる賞であることは言うまでもない。

約16万社ある販売業者に向けて

約16万社ある販売業者に向けて

表彰式は、主催者を代表してアマゾンジャパン セラーサービス事業本部セラーグロース&エクスペリエンス事業本部長の露木一帆氏のあいさつから始まった。表彰の場に立った露木氏は、「この度、『Amazon ECサミット』の運営責任者として、『Amazon.co.jp出品者アワード2021』を本日、生放送で放送できることを大変うれしく思います」とあいさつ。

日本では、「Amazon.co.jp」で販売を行っている中小規模の販売事業者が約16万社あり、この瞬間も増え続けていること。そして、多くの販売事業者が日々試行錯誤を重ねながら、質の高い商品を日本中、そして世界中に届けているという「Amazon.co.jp」の現状について触れながら、販売事業者の事業成長を包括的にサポートしていく。

そのために、「Amazonでは、販売事業者様の事業成長を包括的にお手伝いすべく、Amazonに商品をただ掲載するだけでなく、物流オペレーションやカスタマーサービス、ブランディング、広告などの販促支援、そして海外展開や法人向けの販路拡大など、さまざまなサービスへの投資を続けております」と、「Amazon.co.jp」の取り組みを説明した。

表彰部門は6部門、22社が選出

「Amazon.co.jp 出品者アワード2021」では、「ご当地の魅力 発信賞」「Day One賞」「FBA賞」「海外販売賞」「B2B賞」「イノベーティブブランド賞」の6部門が設けられた。 Amazonという巨大プラットフォームにおいて、多くのユーザーに支持されることで顧客満足度を高め、コロナ禍など国内外の状況が刻々と変わるなかにあっても、驚異的な事業成長を達成した22社の販売事業者が選出された。

露木氏が販売事業者に対して感謝の言葉を述べ終わると、各部門の受賞者たちが紹介された。今回はコロナ禍というとこで受賞者は全員がリモート参加。二つの巨大画面に販売事業者の顔が映し出され、司会者が名前を呼び上げるたびに、次々と手を振って答える。傍らに『Amazon.co.jp出品者アワード2021』のトロフィーを置き、呼びかけに答える販売事業者の姿も見えた。

すべての販売事業者を紹介すると、露木氏を中央に全員で視聴者に向かって手を振るというリモートによる授賞式ならではの演出も見られた。

個性豊かな販売事業者が、受賞の喜びを語る

個性豊かな販売事業者が、受賞の喜びを語る

地場に根付いたご当地の魅力ある商品を日本全国に販売している「ご当地の魅力 発信賞」には、「海道お土産ギフト岡田商店」「SUBRINA」「ダイヤモンド褒賞の野沢農産」「紀州漆器 老舗漆器山家堂」「おつまみギャラリー伊万里」の5社に贈られた。

受賞販売事業者である「ダイヤモンド褒賞の野沢農産」の高橋健二氏(農事組合法人野沢農産生産組合)は、「私たちは40年以上、北信州選りすぐりのお米を作り続けており、日本に7人しかいないダイヤモンド褒賞を受賞した農家が経営しています」とダイヤモンド褒賞米である「流るる」を紹介。「今後も地域に貢献したい」と語った。

過去1年以内にAmazonでの販売を開始し、初年度から、お客様満足度、品揃え、売上などの観点で最も活躍した販売事業者に贈られる「Day One賞」は、「Kirala」「シュクレイ」「Tokyo Camp」「メーカーズシャツ鎌倉」の4社が受賞した。

「Day One賞」に輝いた「Tokyo Camp」は、2021年1月より出品を開始。焚き火台をはじめとするアウトドアブランド「TokyoCamp」の企画、製造、販売を行っている。「お客様満足度を意識して、商品品質とアフターサポートを社員総勢で徹底してきた」と語った合同会社Driveの吉川了代表取締役社長の言葉には喜びがにじみ出ていた。

お客様満足度や売上などを評価項目に、Amazonフルフィルメントセンターからお客様への配送やお客様に対するカスタマーサポートを代行する「フルフィルメント by Amazon(FBA)」を利用して事業を急成長させている販売事業者に贈られる「FBA賞」は、「アーバンスタイル」「GronG SHOP」「匠の技」の3社が受賞した。

ECサイトで扱う商品としては比較的高額なジュエリーを中心に扱う「匠の技」(匠の技株式会社)の武藤健一代表取締役は、「フルフィルメント by Amazon(FBA)を活用する私たちのブランドを信頼してくださったお客様に」、そしてAmazonスタッフに深い感謝の意を述べた。

日本のAmazonだけでなく世界のAmazonで販売し、日本から世界に事業を拡大している販売事業者に送られる「海外販売賞」は、「BULK HOMME」「Hobonichi」「Casualbox」の3社が受賞した。

オリジナリティあふれる手帳「ほぼ日手帳」を販売する「Hobonichi」を運営する株式会社ほぼ日の坂本千慧氏は、「弊社にとって海外販売は重要な販路の一つです。引き続きAmazonでお買い物される日本そして海外の多くのお客様にお喜びいただける商品をご提供していきたい」と今後の意気込みを語った。

法人および個人事業主のお客様向けのEコマース「Amazonビジネス」を利用し、B2Bビジネスにおいて事業を成長させている販売事業者に贈られる「B2B賞」は、「オフィスコム」「エクシードサイエンス」「JAPANNEXT」の3社が受賞した。

企業の研究所や大学の研究室なに、実験や開発に使われる備品および消耗品を扱う「エクシードサイエンス」(株式会社越路商会)の山下直也専務取締役は、「現在ではAmazonビジネスでの販売は、当社のEC事業の中でも非常に大きな売上となっています」と力強く語った。

お客様のニーズに合わせて革新的な商品を企画・開発し、Amazonを通じて自社ブランドの強化と売上の増加を実現している販売事業に贈られる「イノベーティブブランド賞」は、「AnkerDirect」「GOKUMIN(日本メーカー直営店)」「Jackery Japan」「ナノ・ユニバース」の4社が受賞した。

震災の備えとして商品が注目された株式会社Jackery Japanの水嶋雅貴代表取締役は、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という自社のミッションを語り、今後のさらなる飛躍を誓った。

受賞者の顔ぶれは「Amazon.co.jp」でチェック

「Amazon.co.jp 出品者アワード2021」を受賞した販売事業者は、10月6日の午後にアワード受賞者の成功ストーリーとして実録インタビューに答えるセッションに登壇。販売事業者であれば参考にしたい独自の戦略などを大いに語った。次の受賞者になるためのノウハウやヒントが詰まったセッションも好評だったようだ。

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