フューチャーショップが住友商事『ショップモビリティ』の実証実験に参加

ECのミカタ編集部

SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供する株式会社フューチャーショップ(本社:大阪市北区、代表取締役:星野 裕子、以下、フューチャーショップ)は、住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員CEO:兵頭 誠之、以下、住友商事)が提供する、移動型店舗サービス「ショップモビリティ」の実証実験に参加することを公表した。

“小売×モビリティ”でEC事業者を支援

住友商事が取り組む移動型店舗サービス「ショップモビリティ」(以下、SPM)は、小売×モビリティの融合によって新たなシナジー効果の創出を目指す新事業だという。

人気商業施設やオフィスやマンション、公園などの公共施設の空きスペースに様々な業態の移動型店舗サービスを開発し、EC事業者の事業成長を支援する内容となっている。

◆開催概要

開催期間:11月1日(月)~11月7日(日)
開催場所:丸井吉祥寺店 1F店頭イベントスペース
営業時間:10:30~20:00

実証実験で期待できる効果

同社では、実証実験によって以下の効果が期待できるとしている。

◆話題性がありプロモーションに有効

SPMでは、顧客が商品を手に取ったり展示物を見ることができる。ECサイトを中心に運営している場合や、出店数が少なく顧客との接点が少ない店舗にとって、SPMは顧客にブランドの認知度を向上させる効果的な手段となる。オンラインの集客に加え、オフラインに誘導し、店舗ディスプレイなどの世界観を体験することで、ブランディング向上やプロモーション強化に期待できる。期間限定で出店するSPMは話題性もあり、SNSなどで店舗の感想や写真が拡散されれば、認知度の向上といった効果が見込める。

◆顧客との関係を構築

SPMでのリアル店舗での販売は、販売員と顧客間でコミュニケーションを取りやすく、対面接客を介して商品の特徴や使用方法を的確に伝えられるというメリットがある。対面して接客や情報提供ができるSPMは、店舗と顧客の信頼関係を築く上で有効だ。さらに、来店した顧客に対し、その後オンラインでのコミュニケーションを展開していくことで、リピーター顧客の獲得にもつながる。

◆リアル店舗出店に向けたテストマーケティング・効果測定が可能

期間限定での出店という特徴を持つSPMは、常設の店舗に比べ効果測定を行いやすいというメリットがある。「来客数」「SNSでの反響」「店舗名の検索数」などのデータをSPM実施期間とそれ以外の期間で比較することで、SPM実施による販売促進効果を確かめることが可能。

EC&リアルでの相互送客の最大化を図る

実証実験の第1段では、「futureshop」を活用しているノース物産株式会社(本社:北海道旭川市、代表取締役:中川 雄策)の協力のもと、オンラインにて10万食を販売した北海道スープカレーを丸井吉祥寺店(株式会社丸井、本社:東京都中野区、代表取締役社長:青野 真博)1F店頭イベントスペースにて、「最北の海鮮市場~モビリティ編~」を11月1日(月)~ 11月7日(日)の期間限定で開催するという。

また事業成長に伴いリアルの常設店舗を検討するEC事業者にとっても、リアル店舗出店のテストマーケティングを低リスクで実施できるとしている。同社は、実証実験においてもSPMを通じての売上効果及びリアルとECの相互送客を最大化に向けたデータを取得し、今後のサービス展開に活かしていくとしており、その成果に期待がかかるところだ。

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