Hameeとモノファクトリー、『地球に優しい捨て方相談窓口』開設 EC滞留在庫のリユースで循環型社会実現へ
Hamee(本社:神奈川県小田原市、代表取締役社長:水島育大、証券コード:東証一部 3134、以下Hamee)と株式会社モノファクトリー(本社:東京都品川区、代表取締役:中台澄之)は、EC事業者の滞留在庫や不良製品など、不要となった製品の「地球に優しい捨て方相談窓口」を開設することを公表した。
ECで不要になった製品をリユース・リサイクル
ネットショップの廃棄物ゼロを目指すプロジェクト「RUKAMO ゼロ」を立ち上げた、Hameeとモノファクトリーは、EC事業者の滞留在庫や不良製品など、不要となった製品の「地球に優しい捨て方相談窓口」を開設することを公表した。
相談窓口では、ネットショップの廃棄物処理で発生するCO2の排出量を削減するために、EC事業者が不要になった製品をリユース・リサイクルする方法を提案することで、廃棄物処理費を資源の循環に活用するための支援を行うという。
RUKAMOゼロ概要
滞留在庫循環型プロジェクト「RUKAMO ゼロ」では、EC業界において、循環を前提とした商習慣を醸成し、滞留在庫や一度役目を終えた製品を別の場所や形で循環させるシステムを構築することで「ネットショップの廃棄物を0にする」ことを目指している。
同プロジェクトでは、EC事業者の滞留在庫や不良製品をモノファクトリーで選別し、リユース品とリサイクル品に仕分けられる。リユース品は、ネットショップ「RUKAMO」や、中古市場やリユースショップなどで再販売される。
リサイクル品は、リサイクル率99%以上を誇る廃棄物処分業者の株式会社ナカダイで再生資材に加工する環境を整えたとしている。廃棄方法を最適化することで、不用品の処分時に発生するCO2を削減につなげる。
ECでも滞留在庫や大量廃棄をなくしていく
HameeはECを通じて、スマートフォンアクセサリーの製造や販売を行うメーカー事業や、ECプラットフォーム事業(ネクストエンジン )を通じて5000社超のメーカーや小売店と取引を行ってきた。これらの事業を展開する中、市場で売れずに残っている滞留在庫や大量廃棄の発生を、深刻な環境問題につながりかねないECの業界課題として捉えている。
こうした取り組みを基盤として、今回の「地球に優しい捨て方相談窓口」の開設につながったようだ。滞留在庫を循環資源に変えて、ネットショップの廃棄物ゼロを目指す今回のプロジェクトは、ECにおいても当然にして持続可能な社会実現への取り組みが求められる中で、具体的な施策となりそうだ。