【ZOZO決算】2022年3月期第2四半期の営業利益は23,791百万円(前年同期比19.5%増)

ECのミカタ編集部

株式会社ZOZOは、2022年3月期第2四半期決算短信と関連する説明資料を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

決算概況

同社の当該第2四半期連結累計期間における商品取扱高は229,507百万円(前年同期比23.6%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は209,067百万円(同12.7%増)となった。売上高は76,212百万円(同14.6%増)、差引売上総利益は71,976百万円(同13.6%増)となった。差引売上総利益の商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合(粗利率)は34.4%となり、前年同期と比較して0.3ポイント改善したとしている。

同営業利益は23,791百万円(前年同期比19.5%増)、営業利益率は対商品取扱高(その他商品取扱高除く)比11.4%と前年同期と比較して0.7ポイント上昇した。また、経常利益は23,759百万円(同19.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16,541百万円(同18.6%増)となった。

売上高については、買取・製造販売とUSED販売、広告事業の成長が主な要因となり前年同期比で商品取扱高(その他商品取扱高除く)の成長率を上回る伸び率となった。

粗利率改善の主な要因は、広告事業の成長及びその他売上の増加等だとしている。販売費及び一般管理費は48,184百万円(前年同期比10.9%増)、商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合は23.0%と前年同期と比較して0.4ポイント低下した。

ZOZOCOSME & ZOZOVILLA

カテゴリー強化の取り組みとしては、「ZOZOMAT」を用いてZOZOTOWNでの靴カテゴリーの商品取扱高拡大を進めてきた。現在までにZOZOTOWNで販売している靴のうち、ZOZOMAT対応型数は3,300型超まで拡大しており、靴カテゴリーは順調に売上を伸ばしている。加えて、前連結会計年度末の2021年3月18日のZOZOTOWNのリニューアルに際して、コスメカテゴリー強化を図る「ZOZOCOSME」及び国内外のラグジュアリーブランドを取り揃えた「ZOZOVILLA」を開始している。

ZOZOCOSMEは、ローンチ時より国内外の500以上のコスメブランドを取り扱い、女性アクティブ会員比率が7割を占め、コスメとの親和性の高いユーザーを既に抱えているZOZOTOWNにおいて、コスメカテゴリーの商品取扱高拡大を目指しているとしている。

また高精度で肌の色を計測できるツール「ZOZOGLASS」を用いて、計測した肌の色に最も近いファンデーションの色を提案する購入アシスト機能を実装しており、ユーザーに新しい購入体験を提供してきた。

ZOZOVILLAは国内外の120以上のラグジュアリーブランドを集めたZOZOTOWN内のラグジュアリー&デザイナーズゾーンで、創業以来ファッションと共に成長してきた同社が、改めて「服好き」の方へファッションを楽しむ場を提供し続けたいという想いを込め開始したとしており、ZOZOTOWNのブランドイメージ向上に期待していると述べている。

PayPayモールが売上を底上げ

PayPayモールについては、前連結会計年度下期に実施された大型施策「超PayPay祭」等で獲得した顧客の定着や、モールを運営するヤフー㈱による積極的な販促費用投下が当該第2四半期連結累計期間も続き、順調に売上を伸ばしているようだ。

当該第2四半期連結会計期間においては「夏のPayPay祭」を実施(2021年7月1日~25日の25日間)した。BtoB事業については、コロナ禍の影響の中、ブランド各社が自社ECの活用の積極化が続いている状況だとしている。

UU拡大およびCVレート向上策

同社は当該期間、ZOZOTOWNにおいてはユニークユーザー数拡大及びコンバージョンレート(ユニークユーザーの購買率)向上を目指し、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイト作りに注力してきた。

具体的には、2021年5月・9月にセールイベント「ZOZOWEEK」の実施(2021年5月14日~23日の10日間、同年9月15日~20日及び23日~26日の10日間)および夏本セール開始期間にはTVCMを放送し集客を強化する等、ZOZOTOWNにおける販売力の最大化に取り組んだ。加えて、引き続き多様化するユーザーニーズに対応できるよう積極的に幅広いジャンルの新規ブランドの出店も進めてきた。

さらに前連結会計年度より展開をしているD2C事業やカテゴリー強化を積極的に進めてきた。才能やセンス溢れる“個人”とともにファッションブランドをつくるD2C事業「YOUR BRAND PROJECT Powered by ZOZO」は、2020年10月22日より同社がインフルエンサーと立ち上げたブランドのアイテムを販売開始しており、2021年度の春夏向け新アイテムの展開においては新たな著名インフルエンサーも加わっている。

これらの施策が奏功し、売上高、営業利益、経常利益、純利益いずれも2桁の伸びとなっており、株価の低迷こそあれ、今回も力強い決算内容となったようだ。

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